2002-04-01

■2002/04/30 (火) 初カラオケボックス!の巻

2歳半のお兄ちゃんから5ヶ月のアカチャンまで、ノリママ&ユーキを含め総勢10名の

子連れママ&オコチャマ「カラオケ大会」を開催!

子供用のオモチャがあって、ソファーも低めでゆったりと座れる専用ルームを昼間の3時間借りて、

ワイワイ歌ったり、しゃべったり。

もっぱら入力する曲は、「童謡」や「モー娘」で、すっかりママは子供ペースである。

だいたい、ノリママ自身ははすっかり最新のJ-POPなどちんぷんかんぷんだ。

歌番組を主に放映する夜のゴールデンタイムは、ちょうどユーキのオフロ&ネンネタイムと相成ったので、

以前のようにゆっくりテレビの前に座っている暇などないし、そうでなくともノリママ独身時代のように必死で

ヒット曲を覚えて宴会の2次会で盛り上がろう!・・なんて時代は、気づいてみればとっくに過去のものとなっていたのである(^^;)

ほんとうにとっても久しぶりに訪れたカラオケボックスのぶ厚いカタログの最新ページはサッと飛ばされて、

NHKの子供番組「いないいないばあ」や「おかあさんといっしょ」でなじみ深い歌を、

それぞれの子供をかかえたりまとわりつかせたママみんなで歌ったのは、新鮮な体験だった。

・・・カラオケボックスの、こんな楽しみ方もあったなんて。

普段は家事などしながらユーキと一緒に何気なく見ていた子供向けのテレビ番組が、急に待ち遠しくなってしまった。

今度はもっとちゃんと歌詞を覚えて、踊りを覚えて、またみんなで歌いたいなあ。

おうちで二人だけでテレビを見てるだけじゃつまらないけれど、こうやってときどきはママ&子で集まってマイクを握れたら、

とたんに自分がテレビの中に入ったように主役になれるよね。

世の中1歳にもならないうちからの「幼児教室」って流行りだけど、こういうのもそれに負けずとも劣らないほどの「お教室」かも、

と思いました。

いろいろな子が集まって、歌あり踊りあり、盛り上げるマラカスやタンバリンがあれば、「弘道おにいさん」もきっとびっくりよね。

これはぜひぜひ定例会にしたい!

と、またオニイチャンオネエチャン&同級生になるお友だちに遊んでもらいたいときっと思っているユーキ君なのでありました。

■2002/04/29 (月) 祖母と孫、の巻

実家に帰ってからというもの、急に離乳食が進みそうである。

ユーキがいろいろと食べられる時期になって来たのが知られるやいなや、

オバアチャンをはじめとして久しぶりに会ったみんなに

「ほれ、食べな食べな!」攻撃で、

果物やらなにやら、たくさん勧められるのである。

おかげさまで、一日のうちにスイカ、ルビーフルーツ、いちご、

そしておかゆには白す干し、豆腐などが混ざった豪華バージョンと

何種類もの食材がユーキの小さな胃袋の中に収められることとなった。

急なことでお腹をこわさないかどうか、ちょっと心配なノリママなのであるが、

まあご本人はいたって元気そうなので、だいじょうぶでしょう。

ちなみに、おかゆは

古代米」といって、

もともとお赤飯のように赤いお米で作ってもらっている。

話によると、この「古代米」は、アレルギーやアトピーにとてもよく効くのだそうだ。

味もおこわのようで大人が食べてもおいしい。

これからしばらくこの「古代米おかゆ」を食べさせてみて、そのよいウワサがユーキの肌に実証されることを切に願うノリママであった。

それから、お風呂には「竹酢液」という、何かが焦げたようなとってもクサーイ茶色い液をキャップ1杯入れて入っているのだけど、

これもまた皮膚の病に効果があるとのこと。

・・・ユーキのオバアチャンが、これは体によいという情報をあちこちからかき集めてきて、いろいろと試させてくれるのである。

ノリママだって自分の息子のことはもちろん心配なのだけど、毎日の子育てのルーティンワークに追われていると、

細かいところまでは気がつかないでいるところを、オバアチャンの孫に対する見方というと、それは微に入り細に渡っていて、

本当にありがたいものである。

自分の昔の子育て経験プラス長い人生経験を、孫に生かしてくれているところを見ると、

娘としては新しい母親の姿を発見したようでなんだかびっくりさせられる。

もしこのゴールデンウィークに限らず、ずっと3世代一緒にいられたら、どんなにもっと助け合って楽しく暮らせるだろう・・

とも思うのだけれど、

「2世帯住宅」ママからは「『スープの冷めない距離』が一番いいよ」

とよく聞くから、まあスープが冷めないどころか片道3時間半ではスープも凍ってしまいそうだけど、

こんな関係でとりあえずはいいのかもしれない。

・・そんなわけ、GWはたっぷりと母子ともに甘えさせていただこう!

■2002/04/28 (日) 帰省しました、の巻

ゴールデンウィークに突入しました。

そして、ノリママ&ユーキはノリママの実家に帰省中!

なんだか実家のパソコンから自分のホームページを開いて日記を書くのは初めてで、なんか変な感じである。

ただいまユーキはやっと熟睡中。

今日は3時間半のドライブの後、オオオジサマ&オバサマのお家へおじゃまして、

それからヒイオバアチャン&オジイチャンのところへも行って、柏モチとユーキの笑顔?!をお配りしてきました。

きっとユーキの今晩の夢には、いろんな人が登場していることでしょう・・・。

・・・おやすみなさい!

■2002/04/21 (日) 兜が来た!の巻

休日の午前中を、のんびりとすごしていた今日のこと。

「ピンポーン♪」と宅急便屋さんがやってきた。

オジイチャンオバアチャンに買ってもらった、ユーキのかぶと飾りが届いたのである。

今日は大安吉日。

この日を選んで届けられたかぶとは、さっそく我が家の一角に飾られた。

かぶとのほかにも弓矢、刀もろもろの箱を開き、包み紙をとりはずす作業も、

節句という非日常のワクワク感を演出するひとつの大事な過程だった。

普段はザツゼンと写真立て小物類が置かれていた棚を、ヒサビサにきれいに掃除して、

そこにかぶと飾りのコーナーが組み立てられたときには、思っていた以上にうれしくなってしまった。

やっぱりノリママもニッポン人なんだなあ。なんちゃって。

ところがしかし、ノリママ家には「こいのぼり」がまだない。

アパートのベランダにつるそうか、でもなんか照れくさい、などと冗談のようにパパと話してそれっきりになっているのである。

街からちょっとはずれて郊外の農村地帯を車で走ると、びっくりするくらい、あっちにも、こっちにも、

大きな鯉が青空の中をゆうゆうと泳いでいる。

「わがやには男の子がいますよ、それもとっても丈夫で立派な男の子なんですよ!」

と、あたりじゅうにどこの家でも、ここぞとばかりに宣伝しているようだ。

なんとも家族を大切にしているようで、いいと思う。

と、ノリママつねづね思っていたのだが、そんな「豪農」に嫁いだあるママ友さんが

「そりゃもう、親戚中からもお祝いしてもらえるのはうれしいけど、会食は大宴会だし、お礼まわりやらお返しやらも気を使うのよ」

と困惑しているようで、そういう中に入ってしまうとまたそれはそれで大変なのかなあとも思いました。

けれど、ノリママ&ユーキにしてみれば、やっぱり雄大にはためくこいのぼりは憧れで、ずっと見ていても飽きない。

まあいつか、大きな家でも建てることがあったら、その時には電信柱のようなポールをお庭に立てて、まごいひごいを揚げましょう。

と夢見て、それまでは農村中のこいのぼりを鑑賞させていただき、ユーキもそのお祝いにあずかることにしよう。

ユーキの初節句になる今年は、いつにも増してノリママの目にはこいのぼりが鮮やかである。

■2002/04/20 (土) 愛子さま、の巻?

雅子さまが、愛子さまがお生まれになってから初めての泊りがけのご公務を行った、とニュースで報道されていた。

12月1日に愛子サマはご誕生なので、愛子サマは生後4ヵ月で初めてママのいない夜を迎えるわけだ。

・・むむ、うちのユーキは6ヵ月になるが、「ママのいない夜」のゴ経験はないぞ!

ひとごとながら、愛子サマはいったいママがそばにいなくても、健やかにオネンネになるのカナア、と考えてしまった。

もちろん宮内庁のこと、万全なる体制の中、何人ものお守のお付きに愛子サマは託されて、雅子様はお出かけになったのだろう。

けれど、きっと雅子様は、先日の会見で愛子サマのことに触れたときに感極まって涙を流されたお人柄、

心中は愛子サマのことでいっぱいなのに違いない。

このノリママだって、この間ほんとうに久しぶりに美容院へ行って、パパにユーキを託している間、

ユーキのことが頭から離れなかったくらいである。

・・それはともかく、雅子様は1児の母であると同時に、皇室の一員でいらっしゃるわけだから、

今後も果たすべきご公務が待っているのだろうが、ノリママにしてみると、それは少しうらやましいような気持ちになった。(下記につづく)

■2002/04/20 (土) 愛子さま、の巻?

(つづき)雅子様は、母になり子育てという大切な役割があるにもかかわらず、かつ世の中においても必要とされているのである。

もちろん、「仕事」をするだけが、世の中で必要とされることではなく、いわゆる「専業主婦」を誇りにして世の中との接点を作り、

子育ての期間を過ごす人もいるだろう。

「フルタイム」で働くとすると、毎日の子育てのほとんどを他に委ねることになってしまうから職場を離れた、という声もよく聞かれる。

ノリママとしては、魅力のある職場でフルタイムで働いて、子供を信頼できる保育施設に預けられるのであれば、それもよいと思う。

ただ、現実として一度職場を離れて改めての採用が難しいのであれば、週に二日程度働いて、その間だけはデイ保育のお願いをして、

世の中とのつながりがもてたら理想だと思っている。

・・さまざまな家庭の形態があり、いやでも働かざるを得ない人や、働きたくても働けない人がいて、

本当の理想の生活を手に入れている人は、この世にいったいどれくらいいるのだろうか。

かといって、雅子様自身がいまのご自身の生活に本当に満足されているかどうかなんて、雅子様自身しか知り得ないことだけれど、

ノリママには雅子様の生活がとても理想に思えました。

天皇は日本の象徴、雅子様の子育て&仕事の両立も、日本の女性の象徴とならないかしら。


■2002/04/19 (金) 赤ちゃんの成長って!の巻

今日も2週間ぶりのベビービクスの会。

ノリママ&ユーキともども、たくさんのオトモダチに会えてうれしい。

半月ぶりの再会で必ず思うのが「○○さんちの△△ちゃん、また大きくなった!」ということである。

この間はおねんねだった子が寝返りをし、つかまり立ちをしていた子はバランスをとりながらも上手に立ちあがることができている!

つくづく、子どもの成長とは早いものだなあと思う。

「たった」2週間、ユーキを毎日見ているノリママにはユーキの成長がなかなかわからないものなのだけれどやっぱりママたちに

「ユーキくん、なんだか背が伸びたみたいよ!」

などと言われると、ノリママがいろんな赤ちゃんを見て思うようにユーキもやっぱり成長しているんだなあととてもうれしくなるのであった。

・・いったい、子どもというものは、どうやって成長していくものなのだろう。

その過程には、ほんとうに興味のあるところだ。

昨日はできなかったことが、今日はできている、その生命力というか向上心?というかは本当にすばらしい。

それを目の当たりにしたときには、生きるってこういうことなんだよなあとクサイセリフを吐かずにはいられないノリママである。

思春期にもなると、一度くらいは「なぜ私はこの世に生まれてきたのだろう」なることを考えるものだが、その答えに迷ったときは、

すかさず生まれたばかりの赤ちゃんを見せてやればいい。

生まれてきたことを万が一迷うようなことがあったら、赤ちゃんが、生まれてきた以上は最後まで生きぬきなさいと教えてくれるだろう。

ただ、「親はなくとも子は育つ」ということわざがあるけれど、あれは手をかけすぎる親への教訓として存在するもので、

本当はやっぱり親がいなけりゃ子は育たないんじゃないかと最近は実感している。

はじめは手足をちぢこめて、寝ていただけの赤ちゃんが、物に手を伸ばすようになり、

次にそれでは物足りなくなって寝返りをしてもうちょっと先のモノに手を触れることが出来るようになり、

さらに目線を上へ持っていきたくて立ちあがり、ついには自分で歩き出す。その一連の成長は、決して自然なものなのではなく、

ひとつひとつに親が期待をして、声をかけてやるからこそなんだなあ。

同時に「泣くのが商売」な赤ちゃんの方はまさにその通りで、泣いては親の期待を買っているのであった。

そして「泣く」のを売られた親のほうは、今日も値引きナシでがんばっている。

■2002/04/12 (金) 祝!6ヵ月

ユーキメモ:

   身長68cm・体重7、4kg・足の大きさ9,5cm

寝返りが、だいぶ上手になってきました。

ころん、腹ばいになって目の届くところにあるいろんなものに手を伸ばそうとするのだけど、

でもまだ欲しいものがすべて手に入るほどの移動能力はなくって、触れないと悔しいのか、ギャーっと泣き始める。

腹ばいにはなれても、またあおむけに戻れないみたい。

腹ばいになっていられる時間もそんなに多いわけじゃなく、しばらくすると疲れるようで、ヒーンとか言い始めて、

頭をぺったり床につけてくたっとしてる。

・・・ガンバ~!

ずり這いのようなことも少しするようになった。

腹ばいの状態から、両モモをお腹の方へ引き付けるようにして、前へ進みたい・・ようなのだけど、なぜか後退している(笑)

・・・おんぶが大好き、のようだ。

甘え泣きをして、おんぶをしてもらうと泣き止む。

ああ、ノリママは最近肩こりがヒドイ。

世のお母さん方は、軽々と子供をおんぶしているように見えたけど、

案外ほんとは重たかったんだなあ。

でも、重たい~って顔をしたところで、軽くなるわけでもなし、

平気そうな顔を装っているのだった!

・・・お座りは、もう少しで完成しそう。

前のめりになりつつ、しばらく一人で座るのだけど、すぐにコテンと倒れてしまう。

それから、歯が生えた!

つい1週間ほど前に、下の歯が2本うっすらと白く見えているのを発見。

びっくり&うれしいのと、どんどん「オトナ」になっていくのが目に見える形で表れるのは、少しさみしくもあるような?複雑な気持ち。

毎日少しずつ伸びてきていて、食事のときスプーンがあたるとカチカチいう。

ママの指をかませてみたら、これがまたすごい力!

お願いだから、その調子でママのチクビをかまないでね。

・・・それにしても、もう生後半年かあ。

長かったような、あっという間だったような・・・。

・・「離乳食」もだんだんとメニューを増やしているところ。

この1週間ほどで、いちご、キウイ、スイカ、かぼちゃ、豆腐、などもつぶして食べるようになりました。

朝はママの取り分けた果物、昼はおかゆ、晩は味噌汁or煮物などの味付け前の野菜入りスープをそれぞれ少しずつ食べます。

昨日はいつものフリーズドライのおかゆに、かつおぶしと青ノリをまぜてみたらいい香りがしておいしそうでした。

さあて、明日からもまた大きくなろうね、ユーキ君。

■2002/04/06 (土) 「ミチユキ」、の巻

今日は、週末なのだけれども、パパが水戸の方にお仕事があるというので、ノリママとユーキはドライブがてら一緒にくっついていく。

ユーキはドライブが好きだ。

ベビーシートに乗っかりながら、流れる景色をずっと見ている。

そして、キャアキャア喜んでいたと思ったら、知らないうちに熟睡しているのがいつものパターンなのである。

変わる風景と、適度なエンジンの振動が、赤ちゃんにはいいのだろう。

そんなにゴキゲンなのだったら、ノリママとしてはユーキを毎日24時間でも車に乗せておきたい気分である!(^^;)

・・ともかく、自宅から1時間ほど走ると、水戸市郊外の訪ねるお家へ到着した。

そちらでは、パパのお仕事で、というわけだったのだけれど、お宅の方が、ぜひ、と言って下さったので、

ノリママとユーキ共々おじゃまして、お茶をいただくことととなった。

・・・「かわいい赤ちゃんねえ、おとなしくて」

などとほめてくださるので、

「いいえ、そのうちにバケの皮がはがれたら、ゴメンナサイ」

と、とても謙遜などというものではなく、ほんとうにビクビクしていると、

案の定、しばらくするとユーキ君はグスグスと泣き出したので、ノリママは立って揺らしてあやしてみたり、

おしゃぶりを与えてみたりしたけれど収まらず、やっぱりドタバタぶりを発揮してしまうことになった。

それにもかかわらず、お宅のかたがたにはとても歓迎していただき、それではおいとまを・・・となった時のこと。

奥さまが、ユーキにポチ袋を持たせてくれたのである。

(下記につづく↓)

■2002/04/05 (金) 「ミチユキ」?。上記のつづき

ノリママはびっくりして、返す言葉が見つからないでいると、奥さまはこうおっしゃった。

「このあたりでは、『みちゆき』と言って、はじめて訪れた赤ちゃんに、帰り道を迷わないように、ってお金を持たせるのですよ。」

・・ミルク代にもならないけど、と付け加えておっしゃったのだけど、ノリママはそんな思いもかけなかったユーキへのお心遣いに、

ほんとうに感激したのだった。

・・・「ミチユキ」かあ・・・。

帰る道すがら、ノリママはそういった習慣があるその地方に、なんとも温かいものを感じました。

ユーキがこの先道に迷わないように、と祈ってくれる人が、ここにもいるのである。

こうやって愛されて育っていくこの地方の子供たちには、のちのち悪い子はいないだろう。

そう、信じたくもなったノリママでありました。

ちなみに、その日は、ユーキは生まれてはじめて海を見ました。

水戸からすぐの大洗、今日はすこし風が強く、波が荒かった。

この先のユーキの人生には、どんなアラナミが待っているのだろう。

けれど、「ミチユキ」のおかげで、ユーキはきっと進むべき道を間違えない。

そうも信じてみたいノリママなのでありました。


2002/04/04 (木) 子育て異文化&今昔考?、の巻

今回は、「離乳食」について。

赤ちゃんが生まれてはじめて、オッパイ以外に口にする食べ物には、いったいどういったものがあるのだろう。

日本では、当然のように、お米の「おかゆ」である。

先日の健診では、「10倍がゆ」といって、お米の10倍の水から煮たおかゆの作り方を栄養師さんが教えてくれた。

はじめての子育てで神経質になっているノリママとしては、ユーキにはじめて離乳食を与えるときには、マニュアルどおりにやらないと、

まるでユーキがシンデシマウノデハナイカと思うくらいに、心配になったものだった。

けれど、考えてみたらお米のない国だってあるのだし、まあ日本人は日本人の胃腸を持って生まれてくるのかもしれないけれど、

そうトゲトゲしなくても、せいぜいいい加減にしても少しお腹をこわすくらいだろう、と気楽に構えることにした。

ただ、アメリカでも最初の離乳食は箱に入って売られている「ライス・シリアル」というお米のおかゆなのだそう。

それから、イタリアで二人のお子さんを育てられているアリアンナさんによれば、

お米のほかに、麦やタピオカなどの穀物の粉末をお湯に溶くだけのものも売っているのだとか。

それに、もうちょっと離乳食が進むと、「微細パスタ」という細い子供用のパスタがあって、

スープの中に入れて食べさせるのだということ。

お国柄がよく表れているメニューだなあと思う。

ちなみに、日本でははじめに言った通り、やっぱりおかゆから始めるわけなのだけど、

その昔、お母さんのオッパイが出ない場合で粉ミルクがなかった時代には、

おかゆの上澄みだけをすくった「おもゆ」を生まれたばかりの赤ちゃんに与えていたそうだ。

それこそ日本の国柄と言えば、やっぱりお米一色なんだなあ。

けれど、この時代に生まれたユーキには、こだわらず、なるべくいろんな味を教えてあげたいと思う。

もう少し大きくなったら、いろいろな離乳食メニューに挑戦してみたい。

あ、でも世界の三大珍味やウニ、イクラはちょっと、待っててね、

ノリママ家のお財布事情にたずねてみることにしましょう・・・。

もしかしたら将来、ユーキに

「スキヤキは、豚肉でやるのよ」

と教えることになるかも・・・?!

■2002/04/04 (木) 子育て異文化&今昔考、の巻

今日もユーキを「坊や、よい子だ・・」とデンデン太鼓を片手に、姿見でユーキの表情を写し見つつあやしながら、

おんぶをしているノリママなのであったが(笑)

ここで、海外で子育てをしているウェブ先輩ママ友さんにお聞きしたお話を書いてみたいと思う。

アメリカで子育て中のまるもさんによると、アメリカでは赤ちゃんが生まれる前に、赤ちゃん専用のお部屋を用意して、

そこには「ベビーベッド」、オムツを替える用のちょとしたテーブルの「チェンジングテーブル」、

それから抱っこをして授乳したり寝かしつけたりするための「ロッキングチェア」を、3点セットのようにして揃えるのだということ。

・・日本の、いわゆる「ウサギ小屋」アパートに住んでいるごくごく一般的なノリママ家では、

「赤ちゃん専用の部屋」など用意することはできるはずもなく、うらやましい限りである。

我が家では、赤ちゃんは家族3人が生活する6帖一間のザブトン上で遊ばされ、オムツはそこにてチェンジさせられ、

さらにその脇で添い寝をするノリママに背中をたたかれながら昼寝をさせられる、といった有様である。(←ちょっとおおげさ?)

それから、「おんぶひも」がアメリカにはない、ということだけれど、その代わりに外出時には、「ベビーカー」が使用される、

ということなのだろう。

こう書いてみると、アメリカなどでは赤ちゃんのうちから赤ちゃんひとりとしての人格を尊重して、育てているような気がする。

こちらでは、赤ちゃんはいつまでもお母さんの背中にひっついているし、夜は添い乳でやっぱりべったり、

赤ちゃん専用の部屋が存在しないのは住宅事情のせいだけでもないようだ。

ああ、でも思い出した、

日本にも「ちゃん!」の大五郎がかざぐるまのオモチャのついた「大八車」に乗っていたりして。

それから、農家をやっていたノリママのおばあちゃんちではノリママのお父さんが小さい頃は、

畑仕事にいくときによくリヤカーの上にムシロを敷いたところに寝かされて、木陰のしたに置かれてたのだとか。

まあそれはベビーカーとは違うとして、いろいろと異文化&今昔で子育ても違っておもしろい。

そんな中で、ユーキは現代にっぽんの子供として、習慣を身につけて、大人になっていくんだろう。

生まれたばかりの時は、まだどこの何者でもなかったといえるユーキは、すでに先日は夏を先取りした「浴衣」を試着して、

また少し日本人になりかけたようだ。

■2002/04/04 (木) 育児は育自、の巻

育児をするようになってからノリママは自分自身の来し方を振り返ったりまた知らなかった広い世界に目を向けたくなることが多くなった。

それはひとえに

「わがムスコのジンセイがよいものであってほしい」

と思うオヤゴコロから生まれているのだろう。ノリママ自身がどんなふうに育ってきたのかを見直すことはユーキを育てる参考になり、

そしてそれ以上のものを求めるために自分の育った環境以外の世界を知って子育てに活かしたいと思うのである。

 ノリママが好きな言葉のひとつに太宰治著「斜陽」の中の

「人間は恋と革命のために生まれてきた」

というのがあるのだけどそれは

「斜陽」の主人公’かず子’が、恋する人の子供を身ごもることで、その子を幸せにするために、母親は政治や社会に興味を持ち、

世の中を変えていく革命を起こすのだ、

 というようなあらすじの中のひとことで、ノリママは母親になどなるずっと以前からその言葉の意味を考えていたのだけど、

今になってやっと本当に理解できたような気がしている。

 

 なんて、カタイ話ではなく、ただ例えば日本の文化

「お節句

ひとつをとってみても、小さい頃は雛人形を楽しみにしていた記憶しかないけれど、今度ユーキが初節句を迎えるにあたって、

「かぶと、どんなのがいい?」なんてオバアチャンに聞かれると、愛されて生まれることの感謝に気付くのはもちろん、同時に、

日本では「かぶと」を贈る習慣があることが不思議に思えて、その歴史を知りたくなったりする。そのような類のことである。

 西洋では、いったい子供の成長をどんな形で祝うのだろう。それは言うまでもなく「HAPPY BIRTHDAY!」で、

ロウソクを歳の数だけデコレーションケーキに並べる「お誕生会」で、だろう。

逆に、日本ではその昔

「歳はみんな正月にとったものだ」

なんてヒイオバアチャンも言っていたけれど、かぞえでいくつ、というふうに新しい年が来たら、ひとつ歳を重ねる習慣があって、

その代わりに「個人の誕生日」なるものは、あまり意識されなかったのではないだろうか。

それで、子供の祝い事としてはいっせいに3月や5月の節句で行われたのではないか、とノリママは考えている。(ホント?)

全体を大切にする日本と、個を尊重する西洋の風習が、ここにも見られるように思う。

 で、和洋折衷、どちらも祝う現代日本。

けど、お祝い事なら多いほうがいいね。

■2002/04/03 (水) おんぶ考、の巻

最近は、ユーキをおんぶするノリママの姿も板につくようになった(?!)ようである。

ちょっとユーキがおとなしくしていると、おんぶヒモをユーにくくりつけたまま寝かせておいて、いざぐずりはじめるとヒョイ、

とおんぶして家事を続ける。

はじめのうちは、重たいなあ、肩凝るなあ、と思っていたけれど、

慣れてくれば生活の中の一連の動作として、そう苦ではなくなってくる。

・・ふと、欧米では「おんぶ」なるものは存在するのだろうか、と気になって

ウェブ先輩ママ友さんにお尋ねしてみた。

するとどうやら「おんぶひも」は存在しないらしいのだけれど、「ピギーバックライド」といって、

おんぶ自体はすることもあるのだそうだ。(みーさんありがとうございますー!)

でも、ノリママ自身は欧米人が子供をおんぶしているところは映画やテレビなどでも見たことがないなあ。

イメージとしては、むこうの赤ちゃんは、お母さんが家事の間は「ゆりかご」ですやすやお眠むをしている感じ。

欧米の赤ちゃんは、いったいママが家事の間泣いて手をわずらわせることがないのだろうか、

それとも家事が楽で赤ちゃんをつきっきりで見ていられるの?!

って、そんなこともないのだろうけど、そう思ってしまうほど

異文化の子育てって知らないことが多いなあ。

それでも、異文化の子育て用品は、どんどん日本へ輸入されてきている。

ベビーベッドなり、「クーハン(持ち運びできる取っ手のついた赤ちゃんを寝かせるカゴ)」なり、

ノリママはユーが生まれる前は、そういったものすべてを揃えないと、

子育てができないのではないかと購入するものの多さに頭を悩ませたものだったが、そんなことはなく、

タタミ文化な日本では、クーハンはなくともザブトンの上にユーを転がしておけば十分だったし、

ベビーベッドは最初の1ヵ月はレンタルしていたものの、結局川の字添い寝をすることになって、あまり必要ではなかった。

けど、もちろん世界中に情報が行き来して、世界中の文化が輸出入される現代では、いろいろなものがあったほうが、

ないよりもずっと便利なことは確かだ。

みーさんのお友達は、つい先日終了した、NHKの朝ドラの、「ほんまもん」で

主人公「木葉」がおんぶ紐を使っているのが楽そうで、日本から送っていただいたのだとか。

日本の伝統「おんぶヒモおんぶ」が、欧米でお目にかかれることもあるんだなあ。

なかなか奥深いおんぶの世界である。

■2002/04/02 (火) 夢はオーケストラ?の巻

ユーキが少し大きくなったら、何を習わせたいか・・・なんてちょっと気が早いような気もするけれど、

ときどきノリママとパパで、そんな話になったりする。

パパは

「男の子だから、空手とか、体力つける習い事がいいんじゃないかなあ。やっぱり男はケンカが強くないと」

などと言っている。

もちろん、ノリママはそれもいいと思うのだが、ノリママとしては実はひそかに

「バイオリン」

を習わせたい、と思っている。

バイオリン、というとなんだかハイソなイメージがあるけど、

いつかテレビであのハカセ太郎が、

「バイオリニスト、なんていうと金持ちの家の坊ちゃんだったんだろうって思われがちだけど、実はうちは団地に住んでいて、

狭くてピアノが置けなかったんで、バイオリンを習い始めたんです」

といっていたのを聞いて、一気にハカセ氏に親近感が湧き、バイオリンが身近になった。

夢は、ムスコユーキがバイオリンで旋律を奏でる後ろで、ノリママがピアノで伴奏すること、である。

観客は、パパと、それからその頃はきっと飼っていたいワンコかニャンコ。

・・ノリママの、下手くそなピアノとユーキのノコギリのようなバイオリンの音のハーモニー・・・だってよいではないか!

そこにはもうもうと立ち昇る家族愛が目に見えるようである。

・・いったい習い事は、どこまで親が干渉するべきなのだろうか。

もちろん、ある程度子供が大きくなれば、子供の意志を尊重したいとは思うけれども、まだきちんとした意思を持てるまでは、

やっぱり親がそれなりの道筋をつけてやるのがよいのだろうとは思う。

だからこそ、チチローから大リーガー、イチローが生まれたのだろうし、

藤圭子から天才宇多田ヒカルが生まれたのだと思う。

けれど、もし、その親の思惑と、子供の意志が不幸なことに少しずつずれてしまっていたら・・・。

・・スパルタママと、それに反発する不良ムスコ・・!!。

・・ノリママとユーキが、そんな親子関係を築いてしまったら、どうしよう!・・

そんなことにならないように、ノリママは今から時々頭を冷やしておこう。

でも、もしやそんなことになったとしても、子供はいつか母親の影から巣立ち、自信の持てる自分の道を探し当てる。

そして、すべての経験を糧にして、こうやって生きてきてよかった、と言える日がくる。

と、ノリママは信じて、やっぱりユーキ君に多大なる期待をかけるのかも!!・・