借りた畑の疑惑、続き。

柏市農政課に問い合わせのメールを出してみました。

そして、いただいたお返事についてです。

ちなみに、やはり私は、自分が借りた畑について、その畑の経緯を知り、納得して使用する権利が利用者にはあると思います。

今後は、これから借りる人があれば、こういう情報を利用者に事前に明示してほしい。

そして、その上で利用者自身がそこを借りるのかどうかを判断すればいい。

しかし、「安全に支障はないと思われる」とあるが、本当にそうなのかどうか。

私自身としては「そうなのかなあ、本当かなあ」と思いながらも、「とりあえずそこしかないから」と借り続けていることが悲しくはある。

でも、「そうやってまで作る畑の現実」ということに、改めて目をそらさないでいたい。


以下がそのお返事です。

--------------------------

当該農園地区は,約20年ほど前までは休耕している水田が多く,土地の荒廃化が進み,不法投棄・防犯対策上の問題も懸念されていたことから,農地の復元と農業振興を図る目的に,手賀沼から出る浚渫土を利用した畑地つくりが行われました。

手賀沼の浚渫土(長く水中に堆積されていた土)には,植物(作物)が成長に必要な養分はもとより酸素すら含んでいないことから,浚渫(土の搬入)直後は,石灰等を用いて強酸性土壌をアルカリ性土壌に少しづつ変えたり,日干しを行い土を解したりして酸素を土中に取り込みました。さらに浚渫土(ヘドロ状)を形成する植物の成長阻害成分を雨水等により洗い流すため,養生期間(2~3年間)を設ける必要性がありました。

その後,畑作に適した「赤土」を入れ,現在のような形状(畑作地)として復元された経緯があります。浚渫土の構成成分の資料はすでにありませんが,このような経過から,すでに今使用されている畑地の土壌成分については,作物の栽培及び安全上には特に支障はないと思われます。