その後

今日から夫はまた仕事に出かけていった。

・・・ということは、一階にじいじとばあばはいるものの、だいたいの家事と3人の子育てをこの一週間、がんばっていかないといけないわけです・・・ふう。

でも今日でちょうど産後一週間、なんとかコツバンの痛みも引きつつあり、体もずいぶん軽くなりました。

そもそもお産自体も所要時間「2時間15分」の安産だったので、回復も早い。

逆に、妊娠期間中はよくこんな重いモノをお腹に入れてたよなあ~と、腕に抱けばとっても軽いゲンキを見ながら思います。いやはや、妊娠中はそりゃあイライラするわけだ。

今では、上ふたりの兄妹ゲンカを見るにつけても「ま、いっか」くらいの軽い気持ちでいられそう。。。?

・・・というのも、よく聞かれるように、いわゆる「プロラクチン」やら「オキシトシン」といった母乳ホルモン、すなわち「愛情ホルモン」がまたこの私にも流れている、と感じられるのです。

赤ちゃんを見ればいやされるし、上二人にとってもいいオモチャ?になっていて、お母さんが優しい顔でいれば自然に家族で穏やかな時間が過ごせるんだなあーと実感する。

自分の感情を、自分でコントロールするというより、そういうホルモンやなにやら「自分の力を越えたもの」に何か自分が支配されているんだなあーと思うとき、何とも言えない超越的な、荘厳ななにかを感じることができるのです。

陣痛が起こったときもそうでした。

本当の陣痛が起こって生まれたのは16日でしたが、実はその3日前の13日夜にダミー陣痛があって、入院したのでした。が、その翌日は「大潮」で「新月」の日。しかも「台風」が来た日でもありました。

そんな引力や気圧の変化のある日というのは、統計的にも出産が多いそう。

実際、私がダミー陣痛でベッドに横になっている二晩、そんな私を尻目になんと7、8人は「おめでとうございます~」の声とともに無事出産していったなあ。

分娩室のすぐわきの陣痛室で、私はいったい何人のいきみ声や絶叫を耳にしたことか(笑)。

なかなかできない、キチョウな体験をしたふた晩でした。!


ということは、私は確かに自分の力を越えた、何ものかに支配されてダミー陣痛を起こされたわけなのでありましたが、それにも負けずに出てこなかったのがこのゲンキ君でありまして。

なんとも意志が強いというかなんというか、要は母子ともに出産の波に乗りそこねた、ということなのでありました!

入院中は産院はすごくにぎやかで、たくさんのお母さんがいたのですが、私が退院した日の退院者は2人だけ。

その前日や前々日あたりは退院着を着た赤ちゃんが、ずらっと5,6人は並んでいたものでしたが!

この先も、流行に乗れないガンコちゃんぶりを発揮した人生を送るゲンキ君なのでは~とちょっと心配な母でございます。。。

ま、母の人生もこれまで似たようなものなので(^^;)、仕方ないか!。