悼む人

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悼む人

今、読書中です。

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昨年11月に発売されたのを知り、すぐにでも購入したくなり、12月には買い、新年あけて時間ができてようやく読み始められた。

と、そんな折りも折り! 「直木賞受賞!」のニュース。

なんとタイムリー。そして、そんな話題になる前に自分が買っていたことが妙に鼻が高く?!うれしく思ったりして。


そんなことはともかく。


「あなたは誰を愛し、誰に愛され、そしてどんなことで感謝されていましたか。」

その3つの問いは、私にとっても考えさせられる命題となりました。

どんなことで死んだかより、どんなふうに生きたかが大事。

命に軽重はない。どんな人でも、生前にその命題の答えがあるはず。

自分が生きていたという記憶を、だれかに覚えておいてほしい、それが救い。

それは宗教ではなく、ただ「悼」まれること。


単なるエンターテイメントを越えた、大きなテーマをつきつけられた読書のひとときとなりました。