2011-09-15

猪瀬直樹さんは

ツイッターは本の帯」と言っているけれど、

上手な言い方だな、と思う。

ふらふらとネットサーフィンをしていると、

読みたいな、と思う本がいっぱい。

ツイッターで誰かが気軽につぶやいた感想ひとつで、

新しい本との出会いが広がる。



自分では乗る機会のなかった波に

すうっと乗せられることも増えた。

初めて立ち入るサイトやブログ。

おじゃまします、とも言わずに人のココロをのぞけるような。

あるいは私の乏しい頭脳ではとうてい理解ができないような、難解な思考の世界まで。

世の中にはなんと、様々な情報があふれていることか。



長歌に属する反歌、と

ツイッターのことを言う人はいるだろうか?

ふっと140字で「つぶやいた」ことを

もっと長く、ブログで言葉を尽くしてまとめたい、と思う。

または逆に

ブログで長々と書いたことを

ひとことにまとめ、読んでほしいとツイッターに発信する。



誰もがそういうことを、簡単にできる。

万葉の歌びとの読み人しらずのように

誰が読んだかわからなくても

届く歌があるかもしれない。

とどけ、と願い言葉にする気持ちは

時代を簡単に越えることもあるかもしれない。