小学校3年生の女の子ふたり、小1のさと、の3人で
ふたつのお弁当を分けて食べる、という出来事があった。
私が、「お弁当ふたつしかないから、3人分に分けようね」と
いろいろなおかずがだいたい3等分になるように、お皿に盛り付ける。
この3年生の女の子は、じつは2人とも、ひとりっ子。
だまってじっと見ている。
そんな中、さとがひとりでぶつぶつと何か言い始める。
聞いていれば
「あーこのお肉がこのお皿すこし少ないな。あ、デザートはこっちが多い!」。
さとはふだんそんなに強く我を押し通すタイプ、というわけでもない。
わりと、おとなしく状況を判断しているところがあるような子だ。
だが、このときばかりは
私が「じゃあ、どのお皿にするか、じゃんけんで決めようか。」
と提案するやいなや
「じゃあ最初はグーね!」
とかんっぜんに(年上の子2人を相手にもかかわらず)主導権を握りモードであった・・・・。
それはそうだ。
だって3人きょうだいで、毎日のようにそれだものね。
あとの2人は、黙って待っているのが
ふつうにひとりっ子の感覚だったのだろう。
さとか、恐るべし
と実感した瞬間であった・・・・。(笑)