- 作者: 渡部潤一
- 出版社/メーカー: 学研
- 発売日: 2009/02
- メディア: 大型本
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10月8日(水)の皆既月食、きれいだったな~。
松1小の観察会に参加して、みんなで見ました。
6倍率の双眼鏡が大活躍。
月に、地球の影がうつっているんだ・・・ということを実感できました。
この本、オールカラーで美しい写真といっしょに
月食のしくみを詳しく、わかりやすく説明していて良い。
- 作者: 安野光雅
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1979/08/05
- メディア: 単行本
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安野光雅さん、1979年の絵本。
あとがきに
「ここで、知っていることと、わかっていることを区別して考えてほしいのです。
・・・・
天動説時代に人びとはなにを考え、どのような暮らしをしていたかを理解することができるかどうか、・・・・
・・・
そうした歴史を思うと、「地球は丸くて動く」などと、
なんの感動もなしに軽がるしく言ってもらっては困るのです。
この本は、もう地球儀というものを見、地球が丸いことを前もって知ってしまった子どもたちに、
いま一度地動説の驚きと悲しみを感じてもらいたいと願ってかいたものです。」
う~ん、心に響くなあー。
「それ知ってる!」という子どもが多い。
でも「やったことはない」。
知りすぎていることが、考えること、感動することを奪うことがある。
自戒も込めて。
この絵本の絵も、よーく見て。
ページをどんどんめくっていくと、
大地が平らから、どんどんまるくなっていって、地球儀になる。
私たちは今、地球のリアルな画像を何枚だって見ることができる。
でも、ふつうに暮らしていたら平らな地面を踏みしめることしかできない。
思い出した、
私は小学校低学年のころ、
「地球」という丸い星が、
今住んでいる「この地球」から見える空に、
もうひとつ、浮かんでいるのかと思っていた。
えっ?そうじゃないの?
と誰かに教えてもらったときのその衝撃を、今でも覚えている。
小1息子、
「太陽って、地球より大きいの?ほんとに大きいの?知らなかった!」
と言っていた。
そうだよね、
空に輝いてる太陽は、すごくまぶしいけど、確かにビー玉みたいに小さい、よね。
大人として、
「太陽って、地球よりすごく大きいんだよ、何倍も。」
と図鑑を見せることが、大人の本当の役目ではない、とときどき思いたい。
子どもの素直な驚きに、寄り添いたい。