2016-12-23

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我が家のピアノは昭和40年代生産の、

年代モノYAMAHAアップライトピアノ

同居のお義母さんがまだ結婚前に購入したものだそうで、

その後、夫、夫の妹とが習い事として使い、

そう弾き込まれることもないまま11年前までほぼ「物置き」状態であった。

が、二世帯同居をはじめてからは私や子どもたちが弾くようになってそのフタがまた開かれた、というわけだけれど、

ここ2年くらい、どうも「ピアノの音がうるさい」と感じるようになっていた。

それは息子(中3)が、力にまかせてガンガン弾いているということもあったけれども、

どうやらピアノのハンマーが摩耗している、というのが原因のひとつだったらしい。

ということで、調律師さんにハンマーの羊毛部分をひとつひとつ、88鍵分やすりでみがいていただき、

針で再度毛羽立ててとてもよい状態に修理していただいた。

すると、鍵盤に指をのせてポロン、と弾いた瞬間に

「おおおお~~~!」っと声をあげてしまったくらい、

まったく違った、柔らかく温かい音色に変わっていて、とっても驚いて、感動した。

その羊毛の、削り取った部分がこちら(写真)。

丸くまとめて、手芸で再利用できるんじゃないかというような量。

そんな綿ぼこりの中、2時間もかけて黙々と作業して新品同様(に近い)ピアノに変身させてくださった

調律師さんに感謝です。