雨もようの日々。
電車通学の高校息子、最寄り駅まで「送って!」という日が続き、
まったくーと思いながら車を出す。
がんばってカッパを着て自転車こいでいる子もいるのに、軟弱な、といいながら
結局あまいのは親のほうか、と反省しつつ。
さらに夫まで、(いつも車通勤なのだけど)今日は電車だから乗せて、と言い出して、
駅まで送ったとき。
車を降りて、さっと傘を開いたのは夫で、息子はそこにもぐりこむ。
パパと息子のアイアイ傘。目にしたのは何年ぶりだろう。
小学校に上がる頃が最後だとしたら、すでに10年は経つことになる。
夫は身長170cmとちょっとで、息子は170弱だから、ほぼ高さはいっしょ。
でもメタボな夫ともやしみたいにガリガリな息子は並んだら、お笑いコンビみたいに見えた。(笑)
駅の入口まで歩いていく後すがたを見ていたら、
夫は何かおもしろいことを言ったのか、息子がいっしゅん夫と顔を向き合わせて笑った。
いつも、うんとかすん息子なので、めずらしい光景。
ケータイで写真を撮りたいと思ったけど、もうふたりは駅のなかに吸い込まれてしまった。
まあいいか、私の目の奥と、こうやって文章に残しておこう。