ハックルベリー・フィンの冒険

4年前の今日

🙂🙂🙂🙂🙂🙂🙂🙂

夏の宿題
高校生、”Huckleberry Finn"
OXFORD BOOKWORMS(700語)
「読め、だって。」と言うので、
ほー、そんな課題が出るトシゴロになったか、と思いつつ、
ハックルベリーフィンの冒険」、原文の翻訳を読んだことがなかったので、図書館で借りてみると、岩波文庫で上下巻、500ページはある。
ぱらぱら、とめくって読んでみると、衝撃だった。ハックルベリーフィンが、出来事や心情を方言まるだしで語る体裁。
それで、物語の最初に「著者の命によりて 兵器部長G・G」とする「警告」とある1ページに、クギ付けになった。
「この物語に主題を見出さんとするものは、告訴さるべし。そこに教訓を見出さんとする者は追放さるべし。そこに筋書きを見出さんとするものは射殺さるべし。」
・・・私はもう、告訴され、追放され、射殺された(笑)。
まず、OXFORDの700語でたった40ページほどの英文で、この”Huckleberry Finn"の何が語れるだろう。いや、原文のよさは全く伝えられないだろう。
もちろん、これは英語学習者のための本だとわかっているし、これをきっかけにこうやって原文にたどりつけばいいのだろうけれども、「だいたいどんな話かな」とか「歴史的背景は」とかそういうことを知ろうとしていた私の魂胆を、マークトウェインに一発で見抜かれた気がして、なんだか恥ずかしくなった。
そうだ、まずは西田実訳からハックルベリーフィンと一緒に500ページの冒険をただ楽しもう。
偶然にもハックルベリーブックスさんでの「ミシシッピーナイト」も申し込んでいる。楽しみ。それまでの、
「私の」夏の宿題。