2014-11-17

月曜日、

学校が代休の娘を静かに家に残して 仕事の研修のために出かける

柏駅はそんな日もいつものように混雑していて

バス停を降りたら階段のかげで なんども抱擁をくりかえしているふたりがいて ぎょ、っとしたけど知らないふりをして通りすぎる、

広いデッキの横で、「○○家 メモリイパーク」とかいた小さな看板を持って立っている人がいる、人の流れはその脇を通り抜けていく。

老いも若きも男も女も、それぞれの出で立ちで思う方角に歩いていく、そして電車に乗る

みんな同じところへ向かおうとしているようで

実は降りる場所も 心の中身もちがう

それでもいっとき、同じ電車に乗り合わせたことに

何か意味があるだろうかとふと考える

たぶん、誰もそんなことは考えていない、それでも

自分がここにいて、互いがじぶんなのだということに

思いをはせることで

何かがすくいだせそうな気がした。