2017-02-05

柏洋スイマーズの2階から、プール練習観覧中。

25メートルプールを、何事もなくすいーっと泳げてしまう子どもたちを見てると、私のあの、小学生時代の25メートルのゴールがとてつもなく遠く感じた、あの時はいったい何だったのだろうと思ってしまう。

小学3か4年生の頃だったか、学校のプールでなんとかクロール25メートル、足をつかずに泳ぎ切りたくて、必死でおぼれそうになっても手足をじたばたさせて、それでようやく向こう側の壁に手がついたとき、ものすごい達成感でうれしかったことをよく覚えている。当時、学校のプールの授業と夏休みの毎日のプール開放だけで、クロールが泳げるようにとがんばっていた。

習い事で何かを順序だてて訓練して、覚えて、自然と上手にできていくというのはすばらしいことだと思う。

けれど、「独学で達成した」という満足感は、それはそれで後々まで自分の中に残っているものだ。

べつに全くいいタイムを残したわけでも、未だにいいフォームというわけでもないけど、その時の気持ちをふと思い出せば「やればできる」というモチベーションにつながっていたりもする。

そんなのも悪くはない、と思いつつ、小さな子どもたちの美しい泳ぎには見とれてしまうけれども。