2002-06-01

■2002/06/27 (木) 怖がるユーキ、の巻

最近のユーキは、以前にも増して「意志」が芽生えてきたようだ。

嫌なものは嫌!

ちょっと前までは、「はい、どうぞ」と渡してやるオモチャなんかを

なんでもうれしそうにもらっていたくせに、

最近は目新しいものばかりを欲しがって、見飽きたものには見向きもしない。

遊んでほしいのだろう時には、ノリママの体を支えにつかまり立ちをして、ウンウンうなりながらノリママの服をつかんでひっぱって、意思の表示をする。

・・・生まれたばかりの頃は動けもしないで、ただ泣いているだけだった赤ちゃんが、よくここまで成長したものだ。

その頃の方が、今よりももっとずっとかよわくて、助けが必要だった赤ちゃんだったはず。

でも、このちょっと意志が見られるようになった今のユーキの方が、ノリママにはずっといとおしく思える。

「母性」というのは、はじめから存在しているのではなくて、子供とともに成長していくものだ、とどこかで聞いたけれど、自分でもそう思う。

それに、双方のコミュニケーションがあって、ときには自分を否定されることさえあってこそ、いとおしさが募るものなんだろう。

なんだかそれって恋愛に似ている。

「あなたが好きよ、どうにでもして」

状態の時には、なぜか引かれてしまうものの、

「ちょっと、ふざけんじゃないわよ」

ぐらいの時は、かえって追いかけられたりして。

母親を離れて一人遊びをしていたと思ったら、今度はすがってかまってくれという

気まぐれなユーキに、ちょっと恋愛ベタなノリママとしては、見事にひっかかってしまっているのでありました。

そんな意志の成長とともに生まれてきたのが、「怖がる」という感情のよう。

久しぶりに梅雨の晴れ間、ベビーカーに乗せてお散歩に連れて行こうと思ったら、

ベビーカーの乗り心地を忘れてしまったのか、いやがって泣き出すのである。

おかげでノリママは片手にユーキ、もう片方にベビーカーという情けない姿を晴天白昼さらすことに。

またやっぱり梅雨寒で久々に立てたお風呂にユーキを入れようとしたら、シャワーに慣れてしまっていたせいか、怖がってしがみついて泣く。

かといって、ちょっとそれって、かわいいなあ、、、(笑)なあんて思いつつ、梅雨空が運んできたユーキの成長に、

今日も一喜一憂しているノリママなのでありました。

■2002/06/27 (木) はじめての託児?

ノリママが用を足すため、ユーキははじめてボランティアの方の「託児」にお世話になることになった。

ほんの1時間足らずのことだったのだが、さて、その結果やいかに・・?!

ユーキは月齢で言えば、まさに「人見知り」の時期なのだが、もともとユーキは機嫌がよければ誰にでも抱かれるし、悪ければママにだって抱かれない。

そしてちょうど別れ際は、ユーのご機嫌はとっても悪く、ボランティアの方は一生懸命あやしてくれるのだけれども泣き止まないし、

ママは後ろ髪をひかれる思いでだんだんと小さくなっていくユーキのおお泣きの声を背に、ユーキとバイバイしたのであった。

さて、ノリママが用事を終えて帰ってきてみると、ユーキはボランティアさんに抱かれつつも、少しぐずっている様子。

そこで、ノリママが「いい子にしてた?」と抱っこしてやったら、急に笑顔になった。

「やっぱりママよねえ」なんてわれて、うれしいような、困ったような気持ちになったママであったが、託児中のユーキは、

泣いてもちょっと抱っこして外へ出てやると泣き止んで、あちこちを見まわしていい子にしていたとか。

「好奇心の強い子ですね」とのほめ言葉?(ではないかもしれない?)を頂いて帰宅しました。

託児にしろ、保育園にしろ、子供を預けることの是非はよく言われることだけれど、8ヶ月の子供でいうならば、

人見知りをして泣いてしまうのはちょっとかわいそうかなあ、と思った。けれど、これが1才くらいになれば、人見知りもなくなって、

遊びに夢中になってくれるのかもしれない。

(つづく)

■2002/06/27 (木) はじめての託児、の巻?

だから、10年ほど前にできた育児休業法によって多くの企業に勤める女性が育休を取って、1才になる子供を預けて仕事に復帰するというシステムは、

働きたい女性にとってはありがたいことだと思う。

そして、今度はさらに子供が3才になるまで育休がとれるようになったというのだから、すばらしいことだ。

そうやって、ひとりの女性の「一生」を保障してくれる企業で働いている人に対しては、とてもうらやましく思う。

世も、小泉首相が率いるように、保育園の待機児童を0にする政策や、専業主婦の配偶者控除をなくす方向に走っている。

それに、今やちょうど子育て中の女性だって団塊世代の親にそれなりの学問を付けてもらっているから、

家で子育てだけをして満足できるような考え方ができそうにない人が増えている。だから、「妻」といえども働いて、自己実現を求めて、

ちゃんと一人分の年金を納めて、将来はそれ相応の年金を受け取って、ゆとりのある暮らしがしたい・・と考える人も多いだろう・・・。

もちろん、それぞれの考えや立場を持ついろいろな人がひとがいるのは、よくわかっているつもりだ。

そんなこれからの時代に望むことは、いつの時代だってそうかもしれないが、それぞれの想いが実現できる、と思わせてくれる、

そういう世の中であってほしい、ということだ。

能力の差による実現性の度合いは違ってしまっても、努力した者が認められる世の中であってほしいし、

ちょっとした運や環境の違いで人の一生が大きく左右されてしまうような世の中ではあってほしくないと思う。

また、健康を害してしまったり、障害をもっていたりするなどの社会的弱者にだって希望を持って生きる権利がある。

すべての人が夢を捨てない世の中であってほしいと思う。

そこで大切なのは、みんなが声を上げることだ。

不安に思うことがあったら、まずは我慢して、次に周りを見渡して、

それで自分はわがままなのではない、と気付いたら、

すぐにでも考えを述べてみることだ。

・・・最近は、政策に関するニュースや、新聞に取り上げられる対する読者の声を読み比べながら、フンフンとうなづいてみるノリママなのであった。



■2002/06/26 (水) 私のワールドカップ?の巻

昨日の夜は、準決勝の韓国VSドイツの試合で世の中盛り上がっていた。

そして何を隠そう、このノリママは、「ここへ来てやっと」「人並みに」

自分の中に”サッカー熱”が燃え盛ったのです。

そのわけは、昨日の昼のワイドショーでやっていた「アンジョンファン」特集。

それをたまたま付けたテレビで見てしまったから・・!

・・・な、な、なんてカッコイイ(@。@;)

ミスコリアを奥さんに持つ、金城武風な(?)ルックスのその韓国代表サッカー選手は、

ノリママの心をいっしんにとらえて離さなくなってしまった。

それからというもの、昨日はキックオフの夜8時に備えて、夕食の準備を早めに済ませ、

ユーキをさっさとお風呂に入れて、テレビの前に鎮座ましました。

さて、アンジョンファンが後半になってやっと選手交代で現れたときは、なんとうれしかったこと!

テレビを食い入るように見つめて、目をハートにしていたノリママでした。

これまでは、正直いって新聞が、テレビが、世の中が、そしてパパ、がどんなに「ワールドカップ!」と言っていても、

ノリママにとってはカヤの外に思えたワールドカップ。

まるで連日の報道は、「サッカーを見なければ非国民」というくらいの勢いだったけれど、ノリママにとってはあわただしく過ぎていく

「育児」や「家事」や、それにともなう精神的不安定さ?のある毎日の中で、事実ヒトゴトのサッカーのことなんて、どうでもよかったことだったのである。

それが、ある一人の選手にヒトメボレ?することによって、こんなにもサッカー観戦が楽しくなることとは、知りませんでした。

ノリママの住む地域の、最近NPO法人になった育児サークル、「ままとーん」のキャッチフレーズは、

「Thinking World,Working Local」なんだそうである。その言葉には、なんともはっとさせられた。

「育児」という作業は、ともすると我が子を育てることだけに夢中になって、広い世の中の出来事に対しては盲目になってしまう面があるのではないか。

しかし、広い世界とはいえ、もとはといえば「我が子」同様一人一人の人間で構成されているのである。

そういったひとりひとりが集まった世界の活動に目を向けることで、自分自身の糧としていくことが、豊かな生活へのヒントとなることを、

アンジョンファンは教えてくれた気がした。

とはいえ、なんとも不純な動機ではある(笑)。

■2002/06/19 (水) つかまり立ち?の巻

いやはや、このころの子供の成長は、もう何度も言っているけれど本当に早い。

1週間前には、まだ「ずり這い」が一番のお得意だったユーキが、あれよあれよという間に「つかまり立ち」をするようになった。

きっかけは、大きなアンパンマンのぬいぐるみ。

アンパンマンの背中に手をついて、両足をお腹の方に折り曲げて正座をする「つかまり座り」?をするようになったと思っていたら、

2、3日後にはそこからもう一段高いアンパンマンの頭のところに手を持っていって、すくっと立ちあがるようになったのです。

得意そうに立って、アンパンマンの頭部についている音の出るスイッチをいじりながら、こちらをみてニヤっと笑う・・・のはかわいいのだけど、

ちょっとした拍子にバランスを崩して倒れて、頭を壁にぶつけたりするので、目が離せない。

これにてもう、ちゃぶ台の上も危険地帯に!

テレビのリモコンなどあろうものなら、さっそく伸び上がってゲットして、いじくりまわすのである。

いつのまにかチャンネルが変わっていたり、急にボリュームが大きくなったりして、ママはたじたじ。

ユーキの場合は、「寝返り」と「お座り」は、標準より遅かったみたいだけど、「ずり這い」はわりと早い時期に始まって、

その後あっという間につかまり立ち、というタイプみたい。

それを「人生」に置き換えてみるならば・・・?

・・”背伸びをするのはそれほど好きじゃないけれど、足元を着実に固めて興味にまかせて進んでいたらいつのまにか力をつけていた”タイプ?

・・なんちゃって。

(とりあえず良い方へ解釈しておこう^^;)

この頃の成長って、とても個人差があるようで、ほとんどハイハイをせずに立っちゃう子や、寝返りは速かったけどあとはゆっくり、という子など、

いろいろのようだ。

ユーキはそれでもいまだに「お座り」の格好はほとんどしなくて(無理にお座りさせればする、という程度)、

ゴロゴロ寝転がってハイハイであちこち移動するのが好きみたいだ。

赤ちゃんの成長は、「好奇心」が先に立ってこそなんだなあ、といつも思わされる。床に転がっているものを触りたい、次は机の上にあるものを取りたい、

という好奇心こそが、「成長」のすべてなのだ。それって、いくら年を取っても変わらないことなのかも・・と思う今日この頃でもある。

■2002/06/12 (水) このごろのユーキ、の巻

8ヶ月になったユーキは、相変わらずずりばい全開で「後追い」をする。

そのスピードは日に日に機敏になって、隣の部屋にいたはずのユーキがあっという間にキッチンにいるママの足元にいるのだから、

目に付くものすべてに興味を持ち始めたユーキの手が出るのと、それをママが隠すのとが、だんだんと戦いの様相を見せてきました。

ついこの間は、まだコンセントを抜いたばかりの熱いアイロンに触ってしまってびっくり大泣き!

右手の薬指の皮が少し赤くむけてしまったのでした。

ママがナイナイするのがあと0,1秒早かったら・・・。ゴメンネ!

歯は、上下あわせて6本、はえかかっています。

前歯のとなりの歯は、なぜか上下とも左側が見えています。

右側のは、まだ顔を出しません。

それにしても、赤ちゃんの生えたての歯って、なんて真っ白できれいなんだろう!

「芸能人」もびっくり?!真珠のような、半透明に輝く歯。

絶対に虫歯菌になんてやられないぞ!と口移しの離乳食はやらないようにこころがけてはいるのだけど、

・・・ベロベロのキスは、やっぱり、ダメ??!(笑)

夜は、だいぶ寝てくれるようになりました。

昼間も、ハイハイで疲れると、ある程度まとまって(2時間ほど)寝ることもあるように。

けれど、あんまり昼寝しすぎると、かえって寝しなに興奮することもあって、電気を消して真っ暗になった部屋の中で、

一人でもぞもぞと徘徊しはじめるのです!

添い寝をしているママとしては、”早く寝てママに自由な時間をちょうだい!”と叫びたくなるのをこらえて、”ママは隣にいるから、早く寝よう!”

となだめすかす。

それにしても、真っ暗な中で無言でベビージムをカラカラいわせるユーキの姿はなんとも無気味^^;)

いい子ははやく寝ましょうね。

離乳食は、まだ「中期」にあたるので2回食のわけなのだけど、もう親の食事に合わせて3回やってしまっています。

お昼ママがパンのときは、ちぎって口に入れてやったり。

なんだか小動物にえさをやっている気分に・・・。

味のついたおかずも取り分けておかゆに混ぜてやってしまったりも。

煮魚、鳥のササミ、納豆、煮物の野菜、味噌汁の具、味噌汁の上澄み・・・。

そこに余っている試供品の粉ミルクと混ぜると、洋風にアレンジできます。

ベビーフードも外出時には重宝。(ママのより良く食べて悔しい)

遊び食べも見られるように。

■2002/06/12 (水) ユーキ今日で生後8ヶ月になりました

身長:71cm

体重:8、2kg

足大きさ:10、5cm

■2002/05/31 (金) はじめて断髪しました、の巻

ユーキはなぜかモミアゲ?両横の部分の髪の毛だけが長く伸びてきているのが

しばらく前から気になっていたのだけど、今日いよいよ切ってみることに。

いちおう、日を見て、今日は大安だし・・・!

お風呂あがり、ユーキの機嫌がいいのを見計らって、ママははさみをにぎる。

生まれたときにはほんの少ししかなかった髪も、ずいぶんと伸びた。

ねんねの頃は、頭の後ろがV字型にハゲあがって、どうしようかと思った。

そんなユーキの髪の毛を、いよいよ切ろうというのだから、なんと緊張することか。

でも、思いきって、ユーキを抱き寄せて、チョキン!

・・長い部分は、しっかりママの指に握られて、残りの髪ははらはらと新聞紙の上に舞い落ちました。

そして、新生ユーキ、誕生?!

今までときどき女の子に間違えられたりもしたのだけど、もうこれでどこから見ても立派な男の子になりました。

ママの手に握られたほんのわずかな髪の毛は、大事に半紙に包んでおいて、

今度長くなった髪を切ったときに、合わせて「胎毛筆」にしたい、と密かに思っています。


2002/05/29 (水) 生協試食会の巻オススメ参考HP!!

★「生活クラブ」

★「暮らしの手帖社」

★「国民生活センター

■2002/05/29 (水) 生協の試食会の巻

「生活クラブ」という生協に入る。

ノリママやパパはともかく、これからどんどん血や肉をつくっていくユーキのために、より安全な食材を使いたい、と思ったからだ。

買ったものを届けてくれるのも便利!!

今日はその試食会がある、ということで会の方に誘っていただき、出かけてきました。

そこでは、食材に関する興味深い話がいろいろ聞けた。

例えば、豆腐の話。

ふつう、ちゃんとお豆腐を1丁作るのには、大豆400粒ほどいるはずなのに、

市販の安売りのものなどは、ほんの10粒くらいしか使っていないものもあるそう!

しかも、長持ちするのは添加物が入っているからという。

お米なども、市販のものでは「減農薬・有機栽培」をうたっていても、すでに苗には虫がつかないように処理がしてあって、

稲穂に農薬を使用していないだけなのだとか。

ふだん、スーパーで安く買ったものを食べているからって、すぐに体がおかしくなるとか、そういうことはない。

でも、農薬だのよくない添加物だのがたくさん入ってると改めて聞くと、怖くなってくる。

「生活クラブ」では、加入者が積極的に食材を作っている現場を訪れて、どうやってその食材ができてくるのか、確かめるのだという。

また、自分たちが欲しいものがあれば、やはり声を上げて、生産者に掛け合うという。

ただスーパーに置いてあるものを手に取るだけでは、食材が店頭に並ぶまでの道のりがわからない。

肉・野菜や果物にしても、加工物にしても、自分たちの口に入るものがどういう形で作られてくるのか、消費者が関心を持ち、

かかわっていこうとすることで、生産者も簡単に利益をあげることだけを考えるやり方を改めていく。

やみくもに「信頼する」ことをやめて、きちんと知ろう、というのが「生活クラブ」の原点のようだ。

けれど、そういった行動は、とても手間がかかるものだ。

家を守る主婦の仕事。

その昔はおおよそ家庭内での手作業による炊事洗濯掃除・縫い物、それから育児などが一日の仕事だったのが、

電化製品便利グッズ・託児?で手が空いた代わりに、人任せの「安全」が本当に「安全」なのかがわからなくなっている。

何においても分業化が進んだ現代においては、自分の生活の中で委託しているそれぞれの分野を監視して、意見していくことが、

便利さの代替として少しの手間でも大事なことだと考えるべきなんだろう。