- 作者: アル・ゴア,枝廣淳子
- 出版社/メーカー: ランダムハウス講談社
- 発売日: 2007/01/06
- メディア: 大型本
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とりあえず流行モノは・・・というくらいの気持ちで、図書館で借りるのに予約をしておいたら、ようやく3ヶ月くらい経って手元に届きました。やはりよく読まれているのですねえ。
映像が中心の、文字も大きなインパクトを感じるつくりですが、その「地球温暖化への警告」というショッキングな内容もさることながら、私がとても興味をひかれたのは、ゴアさん自身の人生における体験談にかなり紙面が割かれていたことでした。
自分の肉親や家族のこと、子どもの大怪我、自身の自然体験、政治と関わるようになったきっかけ、そして副大統領を辞めたあとの活動のことなどなど。
こういった環境問題に大きな関心を示し、環境を守るために危機感をもって行動しようとするには、そこに至るまでの「体験」というのがほんとに重要なんだなあーと思わされます。
自分の身にひきつけて考えるならば、やっぱり自分の子どもにも、今から先へ続くような「いい体験」を親としてたくさんさせてあげたいな、とあらためて考えます。
いや、「いい体験」だけでなく、ある意味不幸な経験を図らずもしてしまうこととなっても、それを乗り越え、プラスにしていける強さも持てるようにしてやらなければいけないとも感じさせられます。
それはそう簡単なことではないでしょうが、ほんとまずは親が身をもって教えられたらよいんだよなあーと思います。