2011-07-26

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板橋区立教育科学館

行ってきました。

入場無料。

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「じかんをジッカン!」という企画展を開催中でした。

印象深かった展示をいくつか。

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夜空は、あるひとつの平面に

明るさの違う星が、たくさんちらばっている、というように

私たちの目には映ります。

たとえば写真のような「オリオン座」もそう。

でも・・・

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実は、それぞれの星の光が異なる時間をかけて

地球に届きます。

その奥行きは、何万光年、

こんなにも違います。

目に見えて、実感。




「マシュマロスコープ」

マシュマロのような形をしたオブジェに、ビデオカメラが仕込まれている。

のぞき込むと、会場内が見える。

その景色は・・・。

リアルタイムの動画も、切ったり貼ったり、曲げたり。

今という「時間」も自由に形を変え、

芸術作品にすることができる、というコンセプト。




「時間」はいつ、どんなときでも、誰にとっても1日は24時間。

けれど、その内容は平等ではない。

「濃密な」

「あっという間の」

「無為な」

「とても長く感じる」

・・・・・・・などなど

場合によって、「時間」にはさまざまな形容詞がつきます。



そして、過ぎ去った時間は

それぞれの人の記憶の中で、あるいは伸ばされ

畳まれ

リフレインを繰り返し、増幅している一部分もあれば

脳細胞のかけらとなりながら、破壊されたシナプスの向こうに眠っているエピソードもあるはず。



今、過ごしている時間は?

あの時、感じた時間は?

自分以外の誰かは、どんなふうに時間を過ごし、

それを整理しているのだろう。


ふと「時間」というものに

意識を向けたとき、

また思い出したくなるような企画展でした。