宮澤賢治というひとは有名ですごい、
「雨にもまけず、風にもまけ」ない人だったんだ、
と、子どもの頃は(なんとなく)そう思っていた。
いつかどこかのなにかで、きちんと教わっていたかもしれないけれど。
だからあなたもそうなりなさい、というような
「押し付けがましい」イメージも。
そんなふうに考えている人、多くはないかな?
でも、さいごまでよく考えて、読んで。
「ソウイウモノニ ワタシハナリタイ」
今のわたしなら、そのいちぶんがまず
心に残って引っかかる。
けっして、<それにな(成)れていない>
くやしさ、もどかしさがまずある、と。
そこに共感するとき、
「宮澤賢治」が身近になる。
たとえ<なれなくても>
「こうなりたい」と思うような
自分なりの、大きな意思は
もったほうがいいと思う。
たなばたの前夜に。