写真、薄い栗、げん(5歳)命名『カラカラくり』。
写真の陰影がわかりにくいかな?
よく、大きな栗に寄り添うようにしてイガグリの中に一緒に入っている、ぺったりとうす~い栗。
いつ拾ってきたか、ずっと大事に持っている。
ママ「これ、なあに?」
げん「『カラカラくり』だよ。」
マ「カラカラ?カラカラ鳴るから?」
げ「のどがカラカラだから。カラカラくり。」
マ「(笑)そっか、のどがカラカラなんだ。うすーいものね。
・・・かわいそうだね、一緒にイガグリに入っていたのには太っているのもあったのにね。
・・・おんなじきょうだいでもいろいろだね。
・・・太ってるのと、やせてるのと・・・。
・・・げんちゃんにもお姉ちゃんとお兄ちゃんがいるけど・・・
・・・げんちゃんだったらどれかな?太ってるのと、やせてるのと
太ってる栗は、誰?げんちゃん?それとも?」
なんてたわいもない会話をしていて・・・。
母の予想としては、
①太っている栗は、げんちゃん。だって、自分が大きいのがいいもの。
②太っている栗は、にに。だっていちばん上(ねねは第二子。)だから。
あたりをぱっと考えていたのだが・・・。
げん「太っている栗は、ねね。」
と言う。
ん?お姉ちゃんは、ひと一倍食べるから?
げん「太っている栗はね、イガグリのいちばん真ん中に入ってるんだよ。」
!!
そうか・・・
お姉ちゃんは、3人きょうだいの真ん中だからね。
イガグリを自分で開いてみて、
どんなふうにどんな栗が入っているのか、自分で確かめて知っているからそういう答えが出てきたんだ。
勝手なイメージや、思い込みや願望などではなく・・・・。
「自然体験」をしたことによって、その中から自然に出てきた答え。
ママは負けました(笑)。
栗の世界では、真ん中が太い栗で、
その太った栗とイガの内側とにぺったりとはさまれるように寄り添っているのがうすい栗。
なるほど、そうだね、その順番でいけば
いちばん下のげんちゃんも、いちばん上のお兄ちゃんもうすーい栗、だね。
自然の本当を知っている子の発想に
少し驚かされたひとまくでした。