水は、それ自体でくっつこうとする力が強く、
なるべく小さく丸くなろうとします。
しかし洗剤(界面活性剤)を加えると、その力は弱くなります。
また、洗剤の「親水基」と「疎水基」が規則正しく並ぶことにより、
シャボン玉ができやすくなります。
↑台所用合成洗剤が入った水。
ストローをスポイトがわりに水面から液体を勢いよくたらすと、
水中にシャボン玉ができます。
↑上からみたところ。
↑食紅を入れた洗剤水をたらすと、
水中シャボン玉の中身は「水分(洗剤水)」だとよくわかります。
空気中を飛ぶシャボン玉は、中に空気が入っているわけですが、
水中シャボン玉の中身は洗剤水で、コップの洗剤水との間を隔てているのが空気、ということなのです。
↑上からみたところ。
↑実験の様子。
↑ふつうシャボン玉は丸い!ですが、
こんな枠を使えば三角や四角の「シャボン玉」ができます。
ただ、必ずしも枠の形にシャボン玉ができるわけではなく、
表面張力で「できるだけ小さく」なろうとする結果、
写真のような不思議な形になったりします。
これは、立方体の枠の中に、空気の立方体ができています。