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ゆーき、マンガ（『ドラえもん』とか『ブラック・ジャック』など・・）ばかり読んでいる。

ママ、ひとこと言いたくて、イライラ。

（夏休みの宿題は？）

（もっといろいろな本を読んでほしい。）

今回は、ひとひねり加えてみる。

ゆーきの頭を軽くぽんぽん、とさわりながら

ママ「もしもーし、入ってますかー？

このスイカは、詰まってるかな？」

・・・ゆーき、やめてよー、と笑い出す。

ママ「いっぱいいろんな本を読むと、重たくなってくるよー。

あ、おなかもおしりも、詰まってるかなー。

たくさん食べてるかなー？

（実際、ゆーきは好き嫌い多し・少食なのだ。）」

と、体のあちこちをぽんぽんたたいてやる。

ゆーき

「やめてー」

と言いながらも、案外うれしそう。

そういえば、最近ゆーきをさわってなかったんだよなあ。

さととげんは、何も言わなくても勝手にくっついてくるのだけど。

ゆーき小４、１０月で１０歳。

今はまだ「ここのつ」。

ある先輩ママが言っていた。

「としに『つ』が付くまでが、『こども』なんだって。

ひとつ、ふたつ、・・・・ななつ、やっつ、ここのつ。

このくらいまでよね、ママーってくっついてくるのは。」

そうかー。

タイムリミットあと２ヶ月。

それでもときどき、

ママーと背中におぶさってくるような時があって、

私はつい

「やめてよー重たいんだから。」

なんて言ってしまうのだけど、

内心は（もうこれで最後かな）

（ほんとの最後かな）

なんて思いながら、

その一回一回をたしかめている。

さすがに中学生とかで

ママにべったりしていたらはた目にも困るよね・・・。

と想像する。

それまでたったのあと２年半。

だから、その一回一回を

大切にしよう。

長ーい間、忘れないように。

私がおばあちゃんになっても、その

ゆーきが背中にぺたっとくっついてくる感触。

そして、ママが歳をとって、頭がボケてしまって

その感じをほんとーーに忘れてしまった！！ころに

今度はあなたが、ママのことをおぶってね（笑）。

あなたが赤ちゃんだった頃、

ママにおんぶヒモでしっかりとおんぶされていたことを

今ではもうすっかり忘れてしまっているように。

なーんてね。