2002-07-01

■2002/07/23 (火) 電車の巻?

今日は、ユーキははじめて電車というものに乗った。

ということは、ママにとっても、はじめて子連れで電車に乗った記念日、なのである。

…ユーキと一緒にじょうずに電車に乗れるかしら。

期待半分不安半分、こんに気持ちになったのは、小学生の時にはじめて、田んぼの中に立つ我がふるさとの駅「国定駅」から大都会?高崎までの35分間ひとり旅をしたとき以来のこと?!である。

ベビーカーと抱っこヒモを駆使した親子電車旅は、思っていた通り大変、といえば大変だった。

一番理想的なのは、目的地までベビーカーオンリーで行けることなのだけど、改札口からホームまで、または乗り換えの際などにも階段があり、やむを得ずベビーカーをたたんで肩にかけ、ユーキを抱っこヒモで抱っこ、というパターンがいちばんつらかった。まるで海外へでもいくのかしら?と思うような荷物を抱えている気分である。

見当たりやすいところにエレベーターがある場合が、もっともありがたいと思った。

けれども、そう都合のいい具合にはなかなかいかなかった。

どこかにエレベーターがあるのかもしれないけれど、見つけにくかったり、ならば駅員さんに聞こうと思っても近くにいなかったり。仕方なくエスカレーターにちょっと怖い思いをして乗せてしまうと「あぶないですからベビーカーでの乗り降りはおやめ下さい」とアナウンスが流れる。

電車の中では、ユーキが泣き出してしまって他のお客さんに迷惑をかけてしまわないかが一番心配だった。

幸い、今回はユーはおとなしくママに抱かれて寝ているか、機嫌をよくしているかどちらかだったのでよかったのだけど、怖い思いをしたことがあった。

■2002/07/23 (火) はじめての電車の巻?

それは、地下鉄のラッシュである。

千代田線では、フレックス通勤?のせいかいわゆるラッシュ時ではなかったのだけど、中心地に近づくにつれてどんどん込んできて一時は身動きができないほどになった。その結果、ユーは密着したサラリーマンの方のネクタイをひっぱったりして失笑をいただいたりした(^^;)。

しかし、それだけならよい(ゴメンナサイ、オジサマ)のだけど、電車が揺れるたびに足元がすくわれそうになって、体が押されるようになると、いつかユーをつぶしてしまうのではないかとの恐怖におそわれて、あの不幸な、明石での夏祭りのニュースが思い出された。

非常な混雑で、見物客が将棋倒しになったあの事件である。

あれからもう1年たつのだそうだが、先日その事故で生後5ヵ月の娘さんをなくされたご両親が、手記を出されたと記事にあった。そのお話によると、事故当時娘さんを抱いて花火を見に来たところ事故に遭い、事故直後、人の波に連れ去られた娘さんを必死で探したら、事故のあった橋のふもとのところにまるで転がるようにして横たわっていたのだという。

想像するのでさえ、涙が出てしまう。

そのときのご両親の気持ちは、どんなであったろう。

電車の中でユーを抱きながら、やっぱりこんな日本のラッシュは、よく言われているように、異常だ、と再認識した。

学生だった頃は、こんなものか、とあきらめていたけど、やはり子供連れのママたちにだって、やさしくないといけない。

ひいては車イスの障害者や、お年寄りにだってやさしい社会、といえるのだから。

そうそう、子連れになってはじめて「優先席」に積極的に座ってしまった(笑)

そういえば、妊娠中はなんだか気恥ずかしくて、優先席の近くには立ち寄らないようにしていたのだった。

けれど、今回は堂々と(笑)

うーん、オバサンパワーが炸裂しはじめてきたのかもしれない。

とにかく、一喜一憂な旅であったのだが、往復をしてまたホームタウンにたどり着いた時には、まさにやり遂げた、というような充実感を感じてしまった。

ユーが生まれたばかりの頃は、前抱っこで近所にお散歩に行くだけでもものめずらしかった。

それが、よく東京まで行って、帰ってこれたものだ。

こうやって、また少しずつ、ママとユーは成長していく。

そして、ママは産後の社会復帰を、ユーは社会への自立を目指して、自信をつけていくのだ。(ちょっとずつね)

■2002/07/22 (月) 積んでは壊し、積んでは…の巻

ユーキがどうしようもなく泣きつづけてママはもうほんとうに困り果ててしまう時がある。

そんなとき家事をしているのならばユーはむりやりオンブで静かにさせる。ママも両手を使って仕事ができる。

寝しなに暑かったりかゆかったりするのか、ウンウンうなってなかなか寝ないことがある。その時はママは添い寝をしておっぱいを含ませたり背中をとんとんたたいたりしてユーに付き合う。「寝る」という目的があるのでがんばれる。

けれども困るのが、家事も終えて、ユーはご飯も食べて、眠り足りてもいるだろう時である。

ママはほっと一息ついて、居間で座っているのだけど、そこへユーが常にまとわりついてくるのである。

いわゆる「後追い」の時期で、いつでもどこでもママの体に登ってこようとして、離れない。

そんな時には、ママはめいっぱいユーキに付き合って、かまってやればいいのだと思う。でも、そうとわかってはいても、読みかけた雑誌を読もうとか、そんなことを考えていると、まったくまとわりついてくるユーキに100%の愛情をかけてやれないのが、本当のところなのである。

ハア、と内心思いながら、片腕でユーを支えて、その片方では雑誌のページをめくろうとする。

すると、ユーはいちもくさんに雑誌の上に突進してきて、くちゃくちゃにしてまわるのだ。

ハア、何にもできない。

ノリママは、ものすごく絶望的な気分になって、仕方なくそこいら辺に転がっているユーのおもちゃの積み木を、ひとつひとつ、積んでいく。

しかくいのひとつ、まるいのひとつ、さんかくのひとつ…。ほら、三つ積まれたよ。

するとユーは突如興奮しだして、雑誌の方はそっちのけにして方向転換をして、積んだ積み木を壊すのである。

あー、壊れちゃったよ。

じゃあもう一度、ひとーつ、ふたーつ…。

するとまた、ガラガラー。

そんなに楽しくなったのなら、一人で遊べる?

と、ママは雑誌にまた目を落とす。

と、次の瞬間には、雑誌はぐちゃぐちゃ。

…はい、じゃあまた赤くて三角なのがひとーつ…。

なんだか、この「積んでは壊す」が、

ノリママには自分の人生そのものに思えてきて、仕方がない。

積んでは壊し、積んでは壊す。

洗濯をしては汚し、汚してはまた洗濯機を回す。

食べては食事を作り、作ってはまた食べる。

積んでは壊し、積んでは壊し…。

そんなノリママの気も知らず、ユーは楽しそうにまた、積み木をたたいて遊んでいる。

■2002/07/18 (木) プールデビュー!の巻

とっても暑い日が続く今日この頃、

ユーキははじめて水着(ナオキちゃんからかわいいスヌーピーの刺繍付きの海水パンツをお下がりでいただきました、うれしい!)着て、ビニールプールデビューしました。

ユーキの体は、今あせも&アトピーのダブルパンチで、ひどい状態。

だから、きっとプールでの水浴びは気持ちいいはず・・・・と思っていたのは、

ママだけ・・・。

先日の「ピクニックデビュー」(↓7/5)で懲りたはずなのに、また日焼け対策を忘れてしまっていたソコツ者のママ…。お友だちにUVカットミルクをお借りして(スミマセン)、目元から鼻のあたりをガードして・・いざ出陣!!!

とはりきりモードのママとは裏腹に、ユーキはどうしても泣きわめいてしまって、

水に足をつけるのもいやがるのでした。

同じくらいの女の子はけっこう気持ちよさそうに入って、おもちゃで遊んでたりなんかするのに、ユーキは男の子なのに怖がっているみたい。

でも、しばらくするうちにだんだん慣れてきたのか、やっとしがみついていたママから離れて、プールのなかで一人でお座り!

やった、プールデビュー!

…シャッターチャンス、カメラカメラ…。

なんてママがあたふたとしていたら、

たちまちまたユーキ君は不安になってしまったらしい。

ズルッ!バシャン!!

後頭部から水中へ直撃しまったのでしたー…。

…あぶない!溺れるところでした。

ユーキは未だにお座りがカンペキじゃなかったのだっけ…。ゴメンネー!

ということで、ユーキのプールデビューは、涙のうちに終わったのでした。

■2002/07/17 (水) 我が家の「アユム」、の巻

最近、ユーキには「バイバイ」の特訓をしている。

毎朝パパが、仕事へ出かけるときに玄関のところで

「バイバイ、バイバイ!」

と手を振って見せるのである。

すると近ごろは、ママに抱っこされながら、キャッと笑って身をくねらせるのと同時に腕が上にあがるようになったので、それがかろうじて

「バイバイ」に見えなくもない?!というところまで、成果があらわれてきました。

こんなユーキであるが、それでも親の言う言葉のいくつかは、きっと分かっているんだろうなあ、と思えること(親バカを含めて?!)が増えてきたように感じる。

「笑ってごらん!」

といえば、ニヤーっと笑うし、

「ユーキ!」と呼べばこちらを振り向くし、

遠くから「おいで!」と言えば、いちもくさんに子犬のごとく走って(ズッて!)くるし、

それに、泣いているところへ「パイパイ?」と声をかけてやれば

泣いた顔のまま笑って、ヘッヘッとのどを鳴らしてすり寄って来る。

こうやって、ひとつひとつ理解できることが増えていって、そのうちにユー自身からも言葉が生まれてくるはずなのだ。

言葉は、ある決まった動作とともに使われることで、今度は言葉だけを聞いたとき、その行動をとることができるようになる、条件反射的なものなんだろう。エサを目の前にして覚える、イヌの「お手!」と同じことだというわけだ。

だから、大きくなってから覚える英語は、机上で身に付ける方法であるので苦労するから、子供をバイリンガルにしたいならなるべく幼いうちから体験的に英語に触れさせよう…とはよく聞く話だ。

とはいってもなあ…、なかなかそのような環境を作ってやるのも、親として難しい。

そんなノリママの心配とは裏腹に、テレビで天才チンパンジーの「アイ」の息子「アユム」が、アイのやっている細い棒でハチミツをなめ取る方法を一生懸命学習していたのをみて、負けてはいられないなあ、と触発されてみたりするノリママでありました。

■2002/07/17 (水) メモ:生後9ヵ月

身長 72cm

体重 8,4kg

足の大きさ 10,5cm

先月とあまり変わりませんでした。

でも、「母子手帳」のグラフによれば、おおよそ平均値(よりほんのちょっと身長体重ともに小さめ)くらいです。

■2002/07/16 (火) 私の彼は・・?の巻

 深夜2時。

 疲れて泥のように眠っている私の体に、ふと別の体温を感じて目を覚ます。

 彼はいつのまにか私の上で唇を這わせながら、そのあたたかな手はもう片方の私のふくよかな部位をいたずらに弄んでいるのであった。     終

(笑)

この「彼」とは、いうまでもなく我が息子ユーキのことである。

いやはや、このころの子供とのザレ事は、まるでポルノそのものである。

ある先輩ママの文章の最後に

「大変だろうけど、2度とはない我が子との『蜜月』を楽しんでくださいね」

とあったのを、しばらく前には「いつ何時でもママと一緒に過ごす赤ちゃん」くらいの意味にしかとらえていなかったのだけど、こうユーキが動き出して、分け知り顔で人のおっぱいを飲みながら片方のチクビを指でコロコロつまんでいたりすると、母親といえどもなんとも複雑な気分になってくるものである。

こんな文章を、のちにモノゴコロついたユーキが目にしたら、どう思うのだろう。

「気持ちワリイヨ、オフクロ」

なんて言ってのけるのだろうか。

それもまた、楽しみなことである。

■2002/07/12 (金) 今日で9ヵ月になりました。

最近の離乳食事情:

今月から離乳食「後期」ということで三回食にしなければ…。これまでお昼はママの食べるパンの「おすそわけ」程度につまんで、まるで小鳥に与えるように(笑)やっていたのを、これからはちゃんとユーの分を取りわけてバランスも考えて、やらなくちゃ。

これまでの離乳食で、ユーのお気に入りは市の「離乳食教室」で習った「お手々でポテト」。簡単、短冊状に切ったジャガイモをレンジでチンして、彩りにパセリ、ちょっとだけ塩をふって、できあがり。そのまま手にもたせてやると静かに(かつボロボロこぼしつつ…)食べてくれるので、ママが食事の準備中はそれで「口封じ」です(笑)

ママがコップから飲ませる麦茶も、少しずつムセないで上手に飲めるようになりました。といってもコップの端をカジカジしてるだけに見えるのが玉にキズ。

ストローの訓練もはじめました。

「紙パック入りの飲み物で訓練するといい」

と聞いたので、紙パックの胴体を手で押してやってストローからピュっと出るようにしてやると、はじめはそのままダラーっとこぼしていたのだけど、最近は「マグマグ」のストローでなんとか飲めているよう。

「吸う」と出てくることはわかったみたいで一生懸命吸っています。

でも、いまいち吸う力が足りなくて、透明なストローの中で色の付いた液体がピクピク上下しているのを見ながら、ママは「がんばれー」と応援するのです。

最近のお風呂事情:

このごろムシ暑い日が続いたので昼間も水浴びさせることに。そこで、お風呂場でなくてキッチンの「流し」でお湯をかけてやろうとしたら、嫌がって台所は水びたしに…。

そんな努力の甲斐もなく、もともと肌の弱いユーキの肌はジクジク状態になってしまっている。冬は乾燥でカサカサ、夏はジクジクでかゆがってちょっとかわいそうなのです。

でも、ママとしてはできるだけ自然の状態で夏だってクーラーに頼らない生活をしたい…と思っているのだけど、そこで大の対敵は、パパ!

パパはものすごいクーラー人で、ちょっとでも暑いとすぐクーラーをつけたがるので、こればかりは結婚する前からママと毎年血を見るバトルを繰り返しているのであります。

ママ「ちょっと、寒い!」

パパ「いや、暑い!」

とお互い一歩も歩み寄らない永遠の戦いを部屋でも車の中でもやっているので(ちなみに冬は暖房をつけるかどうかでセリフが逆になる^^;)どうなることやら。

■2002/07/05 (金) 公園ピクニックデビューの巻

小さな子供たちを持つママ同士、水郷公園へお弁当持参で出かけてピクニックをしました。

晴天のもと、芝生の上に大きなレジャーシートを広げて、わいわいとおしゃべり。

ちょっと大きな子供たちは、あたりをかけまわってはしゃいでいます。

アンヨがまだのお友達は、シートの上でゴロゴロ。

ユーキもその一人で、あちこちの荷物に手を出してはママを困らせます。

けれど、親子でピクニックをするのはノリママ&ユーキにとっては生まれてはじめてのことで、とても開放的な気分を味わいました。

ランチのためのお弁当作りは、小さな子供がいるママにとってまるで戦争のよう。朝ご飯の準備をして、子供に(もちろん「夫」にも!)ご飯を食べさせて、後片付けをして、それからお天気だから洗濯物も干して、そうだ布団も上げなくちゃ、そんな中でやっとサンドイッチの具をはさむ。

かつ、お友達ママの視線も気にして、ザツな詰め方はできない。

飾りのパセリを用意したり、プチトマトにカラフルなスティックを刺しているうちに、出かける時間が迫ってくるのだ。

けれど、お化粧もソコソコに出かけた先では、ああ、来てよかったなあ、と心から思えるのである。

ふだんユーキとふたりで過ごすお昼は、グウタラなノリママのおかげで、なんともワビシイものなのであるが、みんなでお弁当を囲む幸せは、朝の戦争の苦労を忘れさせてあまりあるものだったのであった。

お料理上手&子育てセンパイママからは、ちょっとした育児のコツ(兵児帯を使ったおんぶは、今度実践してみよう)や、旬野菜のレシピ(ウリのシソの葉漬け…これはおいしかった!)を教わることができたり、何より青空の下のユーキは、いつにもまして楽しそうだったり。

けれど、そこには大きな落とし穴が…。

「化粧もソコソコ」なノリママの目頭にはシミが!

それからなんとかわいそうなことに、ユーキは生まれてはじめての「日焼け」…!

帰宅後に気付いたのだけど、ユーキの顔は歌舞伎役者のように真っ赤になってしまっていたのでした。母親失格…(涙)

ベビー用UVカットの乳液をちゃんと塗った方がよかった。

アレルギー肌のために心配、というのもあったのだけど、それ以上に

顔がほてってしまうのは危険でした。

氷水で一生懸命冷やしたら翌日には治ってよかったけど、これからは気をつけよう。