今日は、約ひと月ぶりくらいに畑へ行った。

懸念していた「ハクサイ」と「ブロッコリ」についてだが、ハクサイは全然巻いてないし、ブロッコリは葉の部分は立派に成長していたのだけど、まったく蕾(食べる部分…)が付いていなかった。

その理由は、ちょうど畑にいらしていた家庭菜園暦15年のベテランYさんによれば、「ああ、これは蒔く時期が悪かったな」とのこと。

苗を植えたのがちょっと遅かったらしい。このまま待っても収穫は期待できなそうだ。残念。

…というわけで、この冬はハクサイもブロッコリも、観賞用に終わってしまった(笑)。



今日は、そのいつも親切にいろいろと教えてくださるYさんには、ご自分で漬けられたタクアンや松前漬け、子どもにはお菓子などをいただいてしまった。いつもありがとうございます。

Yさんは、この市民農園の「主(ぬし)」?的な存在の方で、私がたまに畑に行けばたいていいつもいらっしゃる。

おひとりで何区画も借りていらして、畑の隅には小屋のようなものも建てていて、そこでラジオなどを聴いて日がな過ごされているようだ。

畑は退職後の最大の楽しみ、とおっしゃっている。

このYさんは、見かけはダンディなおじ様という感じで、もの腰がやわらかで、うちのさとかやゆうきにもとても優しくしてくださる。

私も畑に来る時は、Yさんにお会いすることができるのもまた、楽しみのひとつだ。


ほかにも、畑にくればだいたいどなたかがいらっしゃって、声をかけてくださる。

そして、作物に関する知識を教えてもらったり、そのつどのおすそわけをいただいたりする。

「ハカセ」とまわりの人から呼ばれている方からは、冬の苗への「トンネルのかけ方」を教えてもらったり、余ってしまったというイチゴの苗をたくさんいただいたりした。

シソの花のつぼみがたくさんついた頃には、「捨てずにつまみ取って、塩漬けにするといいよ。スジコと混ぜて食べると、目ン玉が飛び出るほどうまいよ。」と教えてくださったりもした。(結局、スジコと一緒には食べてみなかったのだけど、スパゲティのソースにしてもサラダに混ぜ合わせても、香りが良くさっぱりとしていて美味でした!)

畑を見ると、その人がわかるなあと思うが、この方の畑はとても整然としていて、育てているものへの緻密な計画とチャレンジ精神のようなものが感じられる。

また、以前はT電力にお勤めで今は週に2、3日ほどタクシーの運転手をされているというおじ様もまた、いつも親切にしてくださるのだが、12月に行った時は、焼きたての石焼き芋をふるまってくださった。ドラム缶で自作された石焼イモ器?で畑の隅で焼いていて、やっぱり芋は石焼きがうまい、とおっしゃっていた。本当に黄金色のサツマイモはほくほくと美味で、子どもは大喜びだった。


今この1月、作物の植えられない時期の畑でできることは、土をひっくりかえして寒さにあて、土の中にひそむ害虫を駆除することだという。

ここは、パパにも登場してもらって、一生懸命スコップで畑を掘り返してもらおう。

そして、2月にはじゃがいもを植えるといいよ、というYさんの助言をいただいたので、またその時期を楽しみにしてみることにしようか。