2002-01-01

■2002/01/28 (月) つ、ついに進化?!の巻。

・・・と、とうとうこの日がやってきた!

ユーキがみずからガラガラのおもちゃに手を伸ばし、つかんだのだ!!

「はい、どうぞ?」

パパ&ママがシャンシャン振って音をさせながら近づけてやると、ユーキは

ゆっくりと5本の指をひらき、”ムギュウッ”とにぎるのである!!!

・・・ようやくユーキは霊長類に進化した・・・!

モノに手を出すくらいだったら、ウチの飼い猫ブラウンちゃんでもできる。

けれど、にぎる、というのは猫や犬にはできないワザだ。

ユーキが生まれたばかりの頃は、体重でさえ適わなかったブラウンちゃん(42kg)を「つかむ」という点においても

とうとう負かしたのだった!

・・ママは、ユーキの笑顔を見つけるとき以上に、感動したのであった。

ちなみに、ガラガラにもいくつかあるのだけれど、こんなちっちゃな赤ちゃんにも好みがあるようで、

うすいブルーのクマさんをかたどった、鈴の音色のきれいなガラガラがもっともお気に入りらしい。

差し出すと、いちばんためらわずに手を伸ばしてくるのである。

ウサギの形をしたのや、音がチャリチャリするのは、どういうわけかあまり興味を示さない。

・・・この調子で人生ヘンショク気味になっちゃったりして?!

なんて、それでは困るので、いろんなオモチャを次々に紹介してみせるノリママであった。

・・・「つかむ」の次はどんなカンドウをママにくれるのかしら?!

ブラウンも”はやく一緒に遊ぼうニャ”と言っていました。

■2002/01/26 (土) 「悪妻愚母」?の巻

わがやにパパのお友達がご来訪のお話。

ユーはみなさんにかわるがわるかわいがってもらって終始ごきげんでした。

ノリママはというとやっぱりこういうときに妻らしくカッコイイところを見せたいとお料理に腕を振るう。ったつもりなんだけど、

こういうときにもっとスマートにできたらなあと思う始末である。

「おもてなし」というのはほんとに難しい。

「お粗末ですが」なんて言い訳しながらそれでも前日から下ごしらえしておいた品々をキッチンと行き来しながら並べていく。

と同時に気のきいた話題をはさみながら会話をするくらいの余裕もほしい。

いやはや妻というものはセンスを要する職業である。

どっかりと座り込んでも腰の重いオクサンになっちゃうし、かといってあたふた走り回るのもエレガントでないし。。

なあんてナイ頭をぐるぐる回転させながら

「よき妻」を演じようとした一日でした。

って「演じ」ようとするからいけないので、普段からヨキ妻、だったら

パパからの株も上がるだろうなあと反省するノリママであった。

さすが「お茶」を2ヶ月で挫折したノリママである。

おいしい抹茶と和菓子につられてはじめてはみたものの

畳のヘリは右足で越さなければいけない、とか袱紗の扱いだとかお茶わんをささげ持って2回まわす、とかエトセトラ・・

すっかり身につかなくてシカラれてばっかりでなさけない思いをしたのであった。

だいたい「お茶」には細かい決まりごとが山ほどあってはしから学ぼうとすると

まず無理である。

しかし和服をぴしっと着こなした70を越える先生のなんと美しかったこと。

所作がひとつひとつ優雅で話す物腰も気品に満ちていてかつ温かかった。

・・鶏が先か、卵が先か?!

この先生はもともとそのようなお方であったのかそれとも茶道をきわめてたおやかになっていったのか。

ノリママはもともと両手がふさがっていたら片足でふすまを開けるようなタイプであったので(涙)

とうていしとしととすり歩くのは非日常の世界であったのだ。

とはいえだからこそ優美な世界にノリママはあこがれ、お茶は時間があったら今でも続けてみたいと思っている習い事のひとつである。

まずは心構え。

毎日それでも「よき妻」を演じているうちに自然に「良妻」が身につくだろう。

と信じてみたいノリママであった。

「賢母」のほうもユーキに鍛えられながら少しずつ近づいていきたいと思うママでもあった。

■2002/01/25 (金) 脱皮しました、の巻。

ズボラなノリママは、ひさびさに、ユーキの洋服タンスの整理をする。

・・・誕生祝でいただいたすてきな色がらのベビーコートやらルームシューズは、

もう少し大きくなったら着られるようにと、きれいに並べておく。

・・・白いボアの、耳つきの帽子を発見!

これは、まだユーキが生まれる前に、ママが手縫いして作ったものだった。

いやがるユーキの頭に、むりやりかぶせてみる。

!まったく型紙なしでこんなもんかな?と作ったその帽子は、

前部をおでこのほうへ持ってくると、クマさんのみみがピンと上に立って

とってもかわいいのだが、後ろから見るとユーキの後頭部がなんと丸見え!

しかも、ユーキの頭はただいま後ろのほうが枕ですれてはげはげ頭なので、

かわいそうなくらい寒々しいのであった・・・。

愛情こめてつくったその帽子、残念ながらお外で活躍することはなさそう・・・(涙)

そんなこんなで整理の結果、全部がちゃんと入りきらないことに気付く。

一部はダンボール箱にしまって、押入れ行きになることになった。

おくるみ・・・手足が活発に動くようになったユーキには、もういつのまにか

使わなくなっていた。

それから、前開きですそがさばけている長い下着。

これも、ユーキが足をバタバタすると、お腹までめくれてしまうようになっていたので、共に片付けられることに。。。

3ヶ月で、もう着られなくなっちゃうなんて!

ママは同じセーターをかれこれ10年着てるのもあるのに・・・?!

子供の成長って、ほんと早いものだ。

ユーキの産まれたばかりの頃をすでに少し懐かしく思い出しながら、

ていねいに詰めていった。

最後に、箱に「ユーキ服」と書いてお片付けはおしまい。

・・この箱は、まだまだ影も形もないけれど、もしユーキに

弟ちゃんか妹ちゃんがきたら、開けられるときがくるだろう。

・・・パパ、そのうちがんばろうね。

・・・・・・・・そのうち、ね。

■2002/01/24 (木) だんだん離乳食・・・の巻。

薬局のベビーコーナーへ行くと、箱やら瓶詰めやらの離乳食が所狭しと並んでいる。ノリママは、その前へ立って、

それらの商品をジロジロ眺めるのが大変に好きである。

「4ヶ月から」「半年頃から」などの表示を見ては、早くユーキのために買ってやれる日を楽しみにしているのである。

ユーキが1ヶ月になったときには「ほうじ茶」を、

2ヶ月になったときには「果汁セット」を

それぞれ哺乳ビンでとかして飲ませてやれた時は、ユーキがひとつずつ

大人になっていくようでとてもうれしかった。

3ヶ月になった今は、「野菜スープ」に挑戦。

またひとつ新しい味を知ったユーキは、なにやら一瞬不思議そうな顔をしたが、

おいしそうにゴクゴク飲んでいた。

問題は、その与え方である。

育児書によっても、書いてあることが違うのだ。

「偏食を防ぐために、早くから色々な味に慣らせること」

とあるものもあれば、

「できるだけ母乳で」

ともある。

幸い、今の段階ではノリママのおっぱいは有り余るほど出ているので、

ほとんどおっぱいだけでユーキは満腹そうだ。

でも、前者の意見も気になって、3日に一度くらい、お風呂上りに

「ミカン」やら「イチゴ」、「スープ」などを10~30ccほど、

ユーキが飲めるだけやってみている。

甘すぎたり、しょっぱすぎたりする味に慣れてしまっても、体によくないと思うので、それらを規定より3倍ほど薄めてやっている。

・・・どんなふうにしたら一番いよいのだろう?何が正しいのだろう?

不安になるけれども、結局はママが子供の様子を見ながら、決断していくしかないのだろう。

つい最近のニュースで、

これまで母子手帳には「一歳前後で断乳をはじめましょう」と表記されていたのを削除して、個人の考えにまかせるようにするとあった。

母子のスキンシップのために、そうあせってオッパイをやめさせる必要もないのだという。

けれども、ある育児書には、

おっぱいを遅くても1才半にはやめないと、虫歯にかかりやすくなったり、

言葉が遅れたりすることがあると書いてあったが、本当なのだろうか。

・・・この幼いユーキの運命の大半を背負っているのは、やはり母親であるノリママなのである。

あふれる情報の中から、ノリママが選択していくものが、すなわちユーキの人生に直結していくのだ。

・・母親の責任は重い。

今日も試行錯誤を重ねながら、ノリママはユーキの寝顔に問うてみるのであった。



■2002/01/23 (水) マイ・ネームイズ・・・の巻。

トゥルル・・・

家事がひと段落つき、遅めの昼食を取って

ユーキもすやすやと寝入っているこのホッと一息な時間、

見計らったように電話のベルが鳴る。

だれ?と思いつつ受話器を取ると、

「ユーキちゃんのお母さまですか?こちらは・・・」

子どもの英語教材の勧誘のtelである。

これで3社、5回目の電話だ。

確かにマタニティ中、手元にあったパンフレットから、

暇に任せて資料請求のハガキを出したのは他でもない、このノリママ自身であったが、

届いた見本の内容と、その価格などを照らし合わせると我が家では

購入をためらってしまう品物であったので、

こういう電話がかかってくると、どう対応したものかほとほと困ってしまう。

「ええと、大変よいものとは思ったのですけれど、まだ主人と相談しておりませんので・・・」

なんてあいまいな返事をしてみると、えんえんと教材の説明を30分・・・。

ノリママはハア、はあ、と適当に相槌を打っている。

話によると、語学の習得は早ければ早いほどよいのだという。

ネイティブの発音を覚え、3歳で英語の日常会話ができるようになるとか?!

そういう話を聞くと、ぜひうちのユーキにも!と思わなくはない。

けれど、ふとここで立ち止まって考える。

なぜママはユーキにエイゴを教えたいのだろうか?

勧誘のおば様の話は続く。

「2歳の・・ちゃんはね、うちの教材のおかげで、もうわが社のスタッフと”I’m fine!”とおしゃべりできるんですよ、

それから・・くんは5歳ながら英検3級に合格したんです!」

我が家のユーキにもそんなことが起こったら、ママは泣いて喜ぶにちがいない。

けれども、それが英語教育の目的ではないはずだ。

英語はあくまで言語の手段であって、大切なのはママが将来はユーキを

どんなふうに育てたいか、それ以上にユーキ自身がどんな人物になりたいか、ということなのである。

・・・ユーキはこの先何を得意とできるのだろう?ママはユーキに何が伝えられるのだろう?・・・

やっとのことで受話器を置いて、ママは考える。

・・・ユーキが午後のお目覚めだ。

ママは、ユーキに語りかける。

「Good morning? How are you?!」

・・・ママはまだ、ちゃんとした答えが出せないでいるのであった。



■2002/01/20 (日) 「お食い初め」?の巻。

一日目、二日目、十日目、八十日目・・・

カレンダーの日付をコツコツ数えたところ、

今日はちょうどユーキの生後100日目となる!

この日前後には、「お食い初め」といって、

赤と黒の漆塗りのお膳とお椀を用意して、食事をさせる真似をすると、

赤ちゃんが食べるのに一生困らないということだ。

が、我が家では、

その「お食い初め」の儀式を

「初・ファミレス体験!」と

することにした。

ユーが生まれてからというもの、ノリママは

外食らしい外食をしていない。

あえて挙げるならば、ドライブスルーをして車の中で食べた

ケンタッキー・フライドチキンと、

お買い物の途中デパートでテイクアウトしたサーティワン・アイスクリームの

ブルーベリーサンデー、というところだろうか?

まだマタニティ中には、よく先輩ママの友人に

「子供ができたらなかなか外で食べられなくなるから、今のうちに好きなもの食べておいた方がいいよ!」

と言われたものだったけれど、

ほんとうに、ファミレスでさえ門をくぐるのは久しぶりだ。

どこのレストランでデビューするか、少し迷った末に、

お座敷のある近くの「夢庵」にすることにしました。

ユーが泣き出してしまわないか心配だったけど、

まずはテーブルまで案内してもらうときに、ウエイターさんが

「三名様、ですね?」

と言ってくれたときには、ユーも一人前!と勘定してくれたことに大感激。

結局、ユーはパパやママがお食事の途中、まわりのお客サマに迷惑をかけることもなく、

お客様用ザブトンでおしゃぶりしながらいい子におねんねしてくれていたのでありました!

もちろん、お店の割り箸で食べる真似をすることは忘れませんでした!!

ママはというと、メニューの中でも少しリッチな「夢庵御膳」をたのんで大満足、

なんといっても、上げ膳、据え膳はなんとありがたいことか・・・(うれし涙)

こんなことなら、毎日が「お食い初め」がいいと

本気でおもうノリママでありました!


■2002/01/16 (水) おむつチャレンジ、の巻。

白状すると、ユーキが丸3ヶ月になるまで、ずっと「紙オムツ」しか使ってきませんでした。なにしろはじめての子育て

、授乳をはじめ大変なことがいっぱいだから・・・というのを言い訳にして、だんだん落ち着いてきたら布オムツに切り替えよう、

と思っていたのが、今になってしまったのです。

ここまできてしまったら、もうそろそろ「怠惰」の域に入っている?!

紙オムツは経済的にも大変、家計を預かるシュフノリママとしては、恥ずかしい!ということで、ママ、一念発起して

布オムツに挑戦してみる。

オムツカバーはマタニティ中に通販で買っておいたナイロン製のもの。

オムツの方は、ママのお腹が大きかった時に巻いていたさらしをオムツ用にママががんばって縫ったもの。

・・結果報告。

やっぱり、大変!

紙オムツなら、ユーがうんちしちゃっても、あらまァ、元気な証拠ね、なあんて

優しく声を掛けながら新しい紙オムツにさっと替える余裕もあったのだけど、

布だと、また洗濯っ?!ふぅ・・・なんてため息が出てしまう!

それに、布の方がおしっこがもれやすい。

ユーが、ワーンと泣いているので、どうしたの?とだっこしてみると、

服の背中から脇の方がビショ濡れ!

夜中、紙オムツだったらわりと朝まで替えなくても、ズッシリと重たくなるけど

なんとかもったのに、これでは毎回授乳のたびに真夜中おむつまで替えないといけない・・。

とにかく、重労働である。

これまでずいぶん楽させてもらってたなあ、と感謝。

・・それはそれは、紙オムツなどなかったころの昔の人の育児は、文字どおり

目の回る忙しさだったろう。

けれど、二階のベランダで青く澄んだ冬の空に、さらしのオムツが真っ白に映えてはためいているのをみると、

なんともいえない爽快感があるものでした!

・・我がコの汚物を一枚一枚この手で洗って干してやることで、子供への愛情を

再確認したような気がしたノリママでありました。

とはいえ!やっぱり現代っ子ノリママには重労働であることには変わりがないのである・・。

夜中と外出時は、紙オムツに頼ることにしました。

肩の力を抜いていこう・・。

けれども、パパの一言、

「『紙オムツ使ったツモリ』貯金で、一枚20円分貯金箱に入れてやるぞ。

 たまったらママのおコヅカイにしていいよ」

!!ママはそのタイキンに目がくらみ、ノリママは今日もしこしこオムツ洗いにいそしむのであった!

■2002/01/12 (土) 祝!三ヶ月、の巻

今日でユーキは丸3ヶ月才を迎えた!

あっという間だったような、長い道のりだったような・・・とママは思う。

首もだいぶすわって、パパに「飛行機」をしてもらうのが好きである。

うつぶせの格好にして空中を散歩させると、首から胸にかけてぐいっと持ちあげて、じいっとこっちを見ている。時おりニヤッと笑う。

ケヘッケヘッとか、キヤーアなんて奇声を発することもある。

そんな時は、ママもパパもつられて大笑いだ。

お手てにもようやく神経がゆきわたったという感じで、ぎゅっと握っていた手のひらが軽く開かれて、

指の1本1本が存在を主張してきたようだ。

ムリヤリガラガラをにぎらせると、しばらく不思議そうに振っている。

泣くのも、お腹がすいたときとおシリが汚れたときだけではなくて、

だっこしてもらいたくて甘えて泣いているのではないかと思うこともしばしば

あるようになった。

「何で泣くの?」とダッコしてやると、ニャロメ、きょとんとして泣き止んでいる。

あんまり甘やかすといけないかな・・・?

と思いつつ、やっぱりパパもママもユーキに乗せられてついベッタリだ。

今日も記念に、ビデオカメラを回す。

ユー専用のビデオテープは、3本目になった。

 ユーキメモ;

    体重6,2kg、身長60cm、足のサイズ8、5?。

 

■2002/01/11 (金) ある日の真夜中、の巻。

昨晩はオムツも替えたしおっぱいもたくさん飲んだのになぜかぜんぜん泣き止まないユーキをだっこして、

部屋を豆電球一つにして暗くして、ねんね、ねんね、とゆさぶってやっとうとうとしかけたユーキにほっとしたママは

ユーをおフトンの上にそォー、っと置くも・・・・  ギャーッッッ! と気付かれてまただっこ!

・・・疲れきったママは、しようがなくまたねんね、ネンネ・・・。

そんなこんなの1時間、ようやく本格的に眠ったユーキの後を追うか追わないかのうちにママはバタンキュー。・・・AM1:00。

・・・それからママがまだ夢もみないうち、ユーキのエヘン、エヘン、という泣き声でママはハッと目がさめる。AM3:00。

まだ少し早くない?と思いながらも、張ってきたオッパイをふくませる。・・・ユーはむしゃぶりついてるらしいが、

ママはいつのまにかコックリ、コックリ・・・。その後は無意識のうちにユーをフトンに戻してママも眠ってしまったらしいのだが、

・・・ふと気付くと左側のオッパイが乳の海!パジャマはビショビショ、オッパイはコチンコチンである・・・

さっきのおっぱいの時に右側だけふくませて、左側のは忘れたらしい! あわてて今度は左側を重点的に吸わせて一件落着・・・

AM5:00。けれど2時間おきの起床にいまだ睡眠欲は満たされず、ZZZZ・・・・。っと、

またもやユーのグスングスンという声・・・!今度はママ、とうとう起きあがれずに突っぷしたまま、

ママの親指をユーキのお口に与えていたのであった・・・AM7:00。・・・ユーキごめんね(反省)!

■2002/01/10 (木) 小さな大冒険!の巻。

今日は、「お年玉」で買った’ダッコヒモ’で、初めてのユーキとママ二人きりのお出かけ!

(注;ユーキにいただいたお年玉は、ちゃんとユーキのための預金通帳に積んだから、安心してね・・・)

これまで、おつかいといえば、ユーキが生まれてからというもの、パパに行ってもらうか、

ユーキをかわりばんこでだっこして3人で行くか、だった。

けど、お天気でユーの機嫌のいい今日の午後は、初のダッコヒモおでかけにチャレンジするぞ!・・ということで、

さっそくユーをダッコヒモに装着する。

ほとんど首の座ったユーキは、ママのおなかに対面ひっつき仕様で、ゴキゲンである。

ママはその上にコートをはおって、ユーキの頭に帽子をかぶせて、・・・いざ出発!

まずは、わが家はアパートの2階なので、階段が怖い。

一段一段、障害物はないか、ユーキの体で見えない足元を、ななめに確認しながら降りていく。

道路に出てからは、ユーがガクガクしないように、なるべくゆっくり歩く。

・・・なんて素敵な時間が流れているんだろう!

ユーの体温を感じながら、体いっぱいに太陽を浴びてお散歩する昼下がり。

なんだか道行く人みんなに見てもらいたいような、誇らしげな気持ち。

たとえオープンカーにカッコイイカレシを乗せて時速80kmで公道を走り抜けたとしても、こんな気分を味わえるかしら?

それに、ユーとみつめあいながらも両手が使える自由!

これで、お財布をポケットから取り出したり、お買い物カゴを腕にぶら下げたり、

できるのである。

かくして、今日の任務、スーパーでの今夜のおそうざい選びは無事遂行。

出会った街のみなさまも、小さな子供をダッコしているママに、とても優しかった。

お釣りをしまうときに手が滑って小銭を落としてしまったら、レジのおば様が、大変ね!と即座に拾ってくれた。

通りすがるつえをついたおばあさんが、足を止めてユーの顔をじっとみて笑いかけてくれた。

これまでママは、ママになる前は愛車でブイブイ片道2,30km圏内くらいはスイっと身軽に行動してたけど、

今では車にも乗らなくなって、ユーがくっついて、世界が小さくなってしまったと思った。

けれど、そうじゃない、ママはユーとのお散歩は、全宇宙を支配してしまったくらいの幸せがあると感じたのであった。

■2002/01/08 (火) 1才と1ヶ月のターちゃんの巻

今日は我が家に、ママの大学時代のお友だちが、1才1ヶ月の女の子、

ターちゃんを連れて遊びにきました。

ターちゃんは、小柄な体ながらすでにトコトコと歩き回り、部屋の中の

いろいろなものに興味シンシンである。

まずは、ユーキのベビージムでさっそく遊びはじめた。

見ていると、ターちゃんはなんと、立ちながら、ジムのポールに手を掛けて、ぶらさがっているガラガラをにぎりしめているではないか!

ノリママは、その光景にとっても感動したのであった!

・・ユーキもあと1年もしないうちに、こうやって遊ぶことができるのね・・。

ユーキが寝ながらバタバタとさわっているだけの、いつもの見なれたベビージムが、

今日ばかりはものすごく高級なオモチャに見えたのでありました。

・・ところが、カンゲキしていたのはつかの間、

ターちゃんは、整理棚の中にあった文房具やら、CDケースやらを、バラバラとつかみながら次々と落としてあるいてゆく!

ターちゃんのママは、その後を付いてまわって「ごめんね~」といいながら

拾いつづけるのである。

・・・これがユーキの一年後の姿なのね・・・!

今度はノリママ、さっきのカンドウと一緒に、一抹のフアンが心の中を

よぎったのであった・・・。

ターちゃんのママによると、ハイハイをはじめるようになる頃から、部屋のものが

大名行列の逆バージョンではないが、「上に~上に~」と

どんどん上方へ片付けられていくんだそうだ。

フロッピーディスクの穴に10円だまが入ったり、ビデオデッキに

アンパンが差し込まれたりすることもあるそうで・・・(涙)

しかし、それにしてもいったいこの狭いアパートで、どうやって

ものを上に~上に~整理したらよいというのだ?!

ノリママは早速「インテリア」情報誌を買いこんで、「やればできる!収納術」を

学ぶことにしたのであった!

■2002/01/03 (木) 初めての里帰り、の巻

このお正月は我が家族3人にとっての初めての里帰りとなる。

家族って不思議だ。

ママもパパも独身だった頃は

お休みになればそれぞれの親から離れて外で会うことばっかり考えていたけど

結婚してからは

「里帰りはいつにする?」

今度は親元へ帰ることをイベントとするようになる。

”帰る所があるから、出て行くのよ”

と夢を追うために家をはなれた息子へのさびしさを納得させるように

お母さんが一人そうつぶやくシーンのあるCMがあったが

まさにそういうことなんだろう。

これからはわが3人の家族を基本として

わたしたちは外へ羽ばたいていくのだ。

なんちゃって、ママの「新しい夢」については

そのうち語ることにして

ママの今の夢は、もっぱらユーキをきちんと育て上げることだ。

そう決意しているのだけれど

その意識はどうやら

「ユーキはママのもの」

という気持ちにつながってしまっているようだ。

パパの実家へ行ってもママの実家へ行っても

ユーキの二人のおじいちゃんおばあちゃんは

ユーキをだっこしてやさしく声を掛けて

この上ないほどかわいがってくれる。

それを見ているママはとってもうれしいのだけど同時に

なんだか変な気分になってくるのだ。

たとえると

「自分の大のお気に入りのふで箱をみんなが”すてきね!私にも使わせて!”

と言っている」ような?

自分の気に入りのものをほめられているのだから

誇らしい気分なんだけれどもでもふでばこみたいなとっても個人的なものは

一緒には使えないわ?という不合理な感じ。?

ユーキはまぎれもなくママのおなかに10ヶ月いて

ママのおなかから飛び出してきて

そしてそれからというものほとんど昼間は二人きりで過ごしている。

だからそういう我がコがだれかにほめられれば

ママは自分のことのようにうれしく感じるしまた

ママ以外の胸に抱かれて笑うことがあったら

とっても非日常的な慣れない感じにおそわれるのだろう。

ましてやコンゴユーキがお嫁さんを探してこの家を出ていってしまったら?!

ブルブル

ママはとたんに怒りと悲しみに打ちのめされそうな気がする!

親になると、自分の親の気持ちがわかるというけれど、

こういうことなのだろうか?

けれど、ママ自身がママの親から離れていったように、

ユーキにもそういう日がくる。

ユーキはママの高級ふで箱ではない、ということを

普段から肝に銘じておかなければ・・。

■2002/01/01 (火) あけまして、2002年!

さようなら2001年、ア・ハッピーニューイヤー!

我が家ではママのゆでた年越しソバを食べ

TV「行く年来る年」で社寺の映像を見つつ

ときおりどこからともなくリアルで聞こえてくる除夜の鐘に耳を傾けながら

新しい年を迎えた。

ユーキにとっては初めての年越し。

数え、でいうともう2歳になっちゃった、ということかな?

・・初日の出は早朝の授乳後にママだけが拝見。

パパもユーキもあったかいお布団の中でぬくぬくと眠っておりました。

今年はママだけが幸せになるぞ?!

って言ってもユーキとパパの幸せ抜きにママは幸せにはなれないのですよ。

なんてちょっと照れくさい抱負も新年早々だから言えるのです。

抱負といえば初詣にてつぶやくもの・・。

午後になって近くの神社まで徒歩で御参りに向かった。

この八坂神社にはユーキの「お宮参り」のときにはじめて来た以来だ。

生後1ヶ月ころに行うものである初宮参り、はじめはママは

ユーキをだっこしておさいせんをあげてくるくらいでいいかなと考えていた。

けれども結局形式だけでも、と予約をして「玉串料」を包み

祈祷していただいた。

家族とおじいちゃんおばあちゃんとで神主さんの祝詞にこうべを垂れる。

・・それはとても厳粛な雰囲気で、ユーキの健やかな成長が祈られた。

神頼みもなにも、信じられなくなった現代社会において、だけれど

その「形式」はママがこれからユーキを大切に育てなければ、という宿命のようなものを強く決意させられた時間になった。

かたち、とはいえその地域の守り神のいるという神社に

ユーキの名前が示されたということは、これからママにとっては知る人の少ないはじめての土地で

「密室子育て」をすることになっても、どこかで神様がみていてくれている、という安心感がえられるようなきがした。

そして神様だけではなく、その地域の人みんながこれでユーキの存在を知ってくれて、いつかなにかのときには助けてくれる、

そんな希望を感じたりもした。

たかが形式、されど形式。

ママは安心できた気がするだけで、それを糧にがんばれると誓ったのだった、

それから約1ヶ月、ぶりに訪れた神社は予想外にも

大勢の近所の人たちらしき参拝者でにぎわっていた。

「縁起ダルマ買ってってよ!」の声に

会釈をして通りすぎたけれども

たしかにユーキはこの土地でこの幼い時代を過ごしていくんだと実感した

ノリママであった。

・・よい一年になりますように!