2002-09-01

■2002/09/05 (木) 「おんぶは卒業?!」その後の巻

半月ほど前に「おんぶは卒業」を決めて、おんぶひもを押入れにしまい込んでから、いちども取り出していない。だから、

…ユーキ、よくがんばった!

と言いたいところである。が、同時に

ママもがんばった!

と自分をほめてやりたい気持ちも、いっぱいである!

というのも、ママは、かまってほしがるユーキに、よくつきあってやったなあ…と思えるからである。

洗い物をしていればママの足にとりすがるユーキに、ママは洗い物を一時中断してしゃがみこみ、しゃもじかなんかを渡してやって、一緒に遊んでやる。

とそのうちに機嫌を直してしゃもじとたわむれているユーキを足元に、ママは洗い物を再開する。

するとまたご機嫌をナナメにしたユーキをかまってやって…

なんてことをくりかえしながら、ママとユーキは、おんぶを卒業したのである。

何度、ヒョイ!と背負ってしまえば楽なのに…と思ったことか。

でも、そうやって我慢強くつきあってやったせいか、ユーキは以前よりずっと立っちが上手になったように見えるし、「はいどうぞ」「ありがと」の、物をやり取りする遊びも、好きになったみたいだ。

よく育児書なんかには「子育ては『待つ』ことが大切」なんてあるけれど、

フンフンその通り、などと思っていても言うは易く行うは難しで、なかなか実行できるものではない。

けれど、ちょっと気付いた時でいいから、立ち止まって、子供の立場に立って、子供の目線でつきあってやれば、子供は成長してくれる。

それは、子供がいくつになっても、言えることなんだろう。

そして同時にそれは、ママ自身も成長することなのだった。

「待つ」ことができた自分を少しばかり誇りにして、子どもの成長に追いついた自分に自信が持てるようになった気がした。

こうやって、どんどん変化していく子供と、母親は追いかけっこをするようにして、子育てってしていくものなのかもしれない。

とりあえず、この「おんぶ合戦」では、両者に金メダル、とすることにしよう?!

お次は、いったいどんな「戦い」が待っていることやら。