腑に落ちるようになる
細かいパズルのピースがはまっていって
さいご1枚の絵が完成するように
数の多い多角形の立体の対角線がすべてつながって
しぜんと弾力性がますように
さまざまな体験
見聞きしたことが
ああ、となる
オブラートにつつまれたものは
口の中に入れてのどをとおって
胃の中でとける
紙に書かれないことは真実である
書かれたことはそのそばから古びていく
変わることを知らないのではなく
気付かないのだ
多角形の線は休まずに引かれていた
パズルのピースはずっと 探されつづけていた