ホコラシイ気持ち、再び。

明日は、伶果のお宮参り。

写真も撮るから、どんな格好をしようか、伶果のドレスもともかく、ママである私も、お兄ちゃんの勇樹も、パパもすべからくみーんなのコーディネートが肝要!とママとしては考えているわけで、プロデュース役といったところのその私が何としてもそこのところをうまくとりまとめなければならないのである!

が!そこでいちばんムズカシイのが、パパのオ衣装。

たぶん、ここ1~2年は一枚たりとも新しい服を買っていない?!

「明日は何を着るつもり?」

と水を向けてみたら、

「テキトーに。」

とか言っているので、ムカッときた私が、冒頭に述べたことをトウトウと諭したら、「もともと写真なんてキライだし、服なんかなんだっていいよ!」と逆ギレされる始末。

…男の人はそうかもしれないけど、母親は、こういう子どもの行事のためにイノチを懸けるモノなのだ。

だって、なりふりかまわずヘロヘロな普段着で、髪の毛をふり乱してイクジをしている日常(ま、単に面倒くさがりなだけだけど…^^;)を遊離して、後にきちんと額に入った写真を見ては、「私の育児生活は、こうだった」と思い出をイイようにすり替えて懐かしむのに子どもの行事は不可欠なセレモニー!なのだもの!!

…というふうに、「いつどこのお母さんも、そんな気持ちだったんだろうなあ。」なんて最近気付いたつもりで勝手にそう決めつけているのだけど、なにはともかく、パパの服!である。

…と、前置きは長くなったが、そんなパパにしょうがないから私のオコヅカイで一枚シャツを買ってあげることにしたのだけど、今日は用事でパパと勇樹が2人で出かけてしまうので、私と伶果の2人で買い物へ行くことになった。

伶果と私の2人だけで出かけるのは、1ヶ月健診の時を含めて2回目だ。

伶果をスリングに入れて、町へ出かけて、少し華やかな気分になる。

そんな時に、急によみがえったのが勇樹を初めて抱っこヒモで前抱っこをして外へ出かけた時の気持ちだ。

またそれをここに書くよりも、その時の日記を繰り出して、下に貼り付けておく。

ホントウに、その時のホコラシイ気持ちと何ひとつ変わらない気持ちを感じられたことが、今日はとてもうれしかった。

(読み返しても、涙が出そうだ…。)

確かに、そんな気持ちさえあれば、服なんか、どうだっていいかもしれない。



(ちなみに、勇樹の時は生後3ヶ月直前、今回の伶果は生後1ヶ月と丸1週目のオハナシである。

スリングは首の座らない赤ちゃんと一緒に外出できるので、とてもいい! 特に、2人目だから外出せざるを得ないお兄ちゃんと一緒できて、ほんと重宝。)




以下。



2002/01/10 (木) 小さな大冒険!の巻。

今日は、「お年玉」で買った’ダッコヒモ’で、初めてのユーキとママ二人きりのお出かけ!

これまで、おつかいといえば、ユーキが生まれてからというもの、パパに行ってもらうか、ユーキをかわりばんこでだっこして3人で行くか、だった。

けど、お天気でユーの機嫌のいい今日の午後は、初のダッコヒモおでかけにチャレンジするぞ!・・ということで、さっそくユーをダッコヒモに装着する。

ほとんど首の座ったユーキは、ママのおなかに対面ひっつき仕様で、ゴキゲンである。

ママはその上にコートをはおって、ユーキの頭に帽子をかぶせて、・・・いざ出発!

(中略)

・・・なんて素敵な時間が流れているんだろう!

ユーの体温を感じながら、体いっぱいに太陽を浴びてお散歩する昼下がり。

なんだか道行く人みんなに見てもらいたいような、誇らしげな気持ち。

たとえオープンカーにカッコイイカレシを乗せて時速80kmで公道を走り抜けたとしても、こんな気分を味わえるかしら?

それに、ユーとみつめあいながらも両手が使える自由!

これで、お財布をポケットから取り出したり、お買い物カゴを腕にぶら下げたり、

できるのである。

かくして、今日の任務、スーパーでの今夜のおそうざい選びは無事遂行。

出会った街のみなさまも、小さな子供をダッコしているママに、とても優しかった。

お釣りをしまうときに手が滑って小銭を落としてしまったら、レジのおば様が、大変ね!と即座に拾ってくれた。

通りすがるつえをついたおばあさんが、足を止めてユーの顔をじっとみて笑いかけてくれた。

これまでママは、ママになる前は愛車でブイブイ片道2,30km圏内くらいはスイっと身軽に行動してたけど、今では車にも乗らなくなって、ユーがくっついて、世界が小さくなってしまったと思った。

けれど、そうじゃない、ママはユーとのお散歩は、全宇宙を支配してしまったくらいの幸せがあると感じたのであった。