朝からみぞれ状のものが降っています。
寒いです。
でも、幼稚園のバス待ちのために、外へ出る。
ユーキはマフラーをして傘をさす。
さとはレインコートを着て。
げんは抱っこでママのジャケットの中。
冷たい雨。
だけど、体がシャンとして、背筋が伸びる。
神経が冴えて、細胞のひとつひとつが生き返る感じ。
もういちど家に入ったら前よりもずっと暖かく感じて、ほっと幸せな気分になった。
怠けようと思えばいくらでもなまけられる環境だとしても、
思いきって自ら北風に当たっていこう。
力の限界がどこまでなのか、試してみよう。
そして苦しくて、ああもうここまでだ、と思ったとき、
なぜかもっと強い、生きる力がわいてくるはずだ。
力を使うことはそれを無くすことでなく、より新しい力を得ることができるもの。
その不思議な循環を、体験していこう。
走る、走る、走る。
泳ぐ、泳ぐ、泳ぐ。
つくる、つくる、つくる。
考える、考える、考える。
知る、知る、知る。
うごく、うごく、うごく。
聞く、聞く、聞く。
はなす、はなす、はなす。
胸いっぱい、きれいな空気を吸い込んで。
