呪怨 2003年

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わ、youtubeのを挿入するとかなりこわい(笑)

 

2003年の映画、18年前。

 

高2娘が「観たい!」というのでレンタル。

 

これまで、ふつうの女の子らしく?「ホラー映画」はこわいから、と敬遠していたようだけど、最近の娘の描くマンガの絵には血が多く出現し(!)考えてみれば今流行っていると言ってよく見ているアニメや漫画本は登場人物が血だらけ。鬼滅の刃だって血の描写が満載だ。

 

血=コワイ ではなく、なにか美しいものであるかのよう。現実味がないのかもしれない。それがいいのか悪いのかは置いておいて

 

 

親子揃って見るのに、きわどくないのがよかった。特に、性的描写や、ナイフで直接体を傷つけるなどの表現がない。テレビドラマの刑事ものでもリアルな殺人の場面があったりするが、そういうのもない。つまり、架空の出来事、ファンタジーとして観ていることができる。

 

白塗りの子ども 俊雄 も、その母親である 伽椰子 も、死人でお化けとして出てくるわけだけど、かわいい。(笑)登場すると、わっ!っとびっくるするけれど、つい笑って盛り上がってしまう。

 

Amazomのレビューを見ると、「こわくなかった!」といって評価が低い人がいる。そういう人が、どういう怖さを求めているのか詳しくは想像しないが

 

 

高く評価をしている意見の中には「CGなどを使っていない」のにこわい

ただその家に足を踏み入れた、ちょっと関わった、というだけで呪われて死に至るという不条理

 

そういった心理戦でこわさを感じることに満足しているのだろうと思う。

 

映画のストーリーとしては、登場人物ごとに区切られて時系列に沿わず話が展開していくので、今見ている場面が過去なのか、あとの出来事なのか、理解するのに多少頭を使う。

 

そして、いったいクライマックスで結末がどう落ち着くのか気になりながら最後まで。

 

ネタバレにはしないよう、詳しくは書かないほうがよいとは思いつつ・・・

 

こ、これはどういうこなの?と娘と意見を交換しあう。

 

こわいものみたさ。

こわいから、目を覆いたくなるが、その手のすきまから、何が起こっているのか知りたい衝動。

人間は、ときに好奇心に勝てず、深淵を覗き込んでしまう。

そして覗いたら最後、その人は・・・。

 

 

伽椰子=、私、なのである。

生へ執着し、誰かに見てほしい、という人の心の根源的な欲望を象徴している。

 

ストン、と落ちた。

親子ともども、「おもしろかった!!」の大満足の映画でした。

 

おまけ:娘の絵。(ちょっと前にコラージュ) たわむれに(かつ真剣に)描いたものだと思うが

小中学生の頃によくかいていた、あの純粋無垢な絵はどこへ・・・?

いや、これも純粋なココロでかいてるのかなあ。

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